
師走の訪れは副鼻腔炎と共に【晩酌 #1】
喉が少し痛む日が数日あった。
こんな世相なので、本格的な風邪に移行してもらっては困る。身体を冷やさぬよう靴下を二重に履き、首回りにはネックウォーマーを装着、さらにいつもより一枚多く着込んで過ごしていると、みるみるうちに軽快していった。
そろそろ家の中ではマスクをしなくてもいいだろうか…などと夢現に寝入ったその翌日、目覚めてみると何かがおかしい。寝ぼけ眼のまま少しづつ状況を掴み取っていく。…痛み。うん、この不快さは痛みだ。顔の痛み。段々意識がはっきりしてきた…これは…頬の痛み。
そうか。またやっちまったんだな。