ウェザリング初挑戦企画 第四弾!
前回ウォッシングを済ませたHGシャアザクに、今回はさらにスポンジチッピングとドライブラシを上掛けしてみようと思います。
前回記事:初めてのウォッシング【ウェザリング初挑戦 Part3】
もちろんどちらの作業も初挑戦。がんばるぞ。
↓HGシャアザク製作記事まとめ↓
スポンジチッピングにトライ
スポンジチッピングを始める前に、前回作業のエラーを発見しました。
右脚部の裏側です。
箱に入れて片づけてあったのですが、おそらく武器か何かと擦れて塗装が剥げてしまったみたい。エナメル塗料ってラッカーと比べると剥げやすいんでしょうかね。
ウェザリング塗装が終わったら、最後にもう一度ラッカーの艶消しクリアを吹いてコーティングしておいた方がよさそう。
スポンジチッピングの準備
「チッピング」というのは、細かい傷やサビ、塗装剥げなどを表現する技法のこと。そのチッピングをスポンジを使って手軽に行おうというのが「スポンジチッピング」です。
使用する塗料にはラッカーのブラックとマホガニーをチョイス。
前回の失敗を考えるとラッカー溶剤もエナメルを溶かしてしまいそうなものですが、まぁスポンジでポンポン叩くぐらいのことですからねぇ。こするわけじゃないから大丈夫だろうと。ラッカーだって使わなきゃもったいないし。
スポンジはいつもの100均にて購入してきましたよ。
コイツを小さくちぎって使用します。
ブラックとマホガニーを少量づつお皿に出し、それっぽい色に調色。
そのままでは扱いにくそうな粘度だったので少しだけ溶剤で薄めてみました。
あとはこのスポンジでチッピング塗装を行うだけ。
しかし、ここまで行った全ての準備、ちぎったスポンジの大きさ、調色の具合、溶剤は使ってよかったのかどうか、さらに言えばこの先このスポンジをどんな風に使うのかなど、実はわたしには全く正解が分かっていません。
理屈しか調べていないんですよね~。Youtubeなどでもう少しつっこんで勉強しておけばよかったな。
前回同様、不安だらけのスタートです。
スポンジチッピング 実践
不安だらけなりに、先ほどのスポンジを使って塗装が剥げそうに思える部分(各パーツの角・足元・パーツ同士が擦れるような箇所)をポンポンと叩いてみました。
以下、スポンジチッピング終了後の画像です。
どうでしょう。塗装ハゲに見えますか?正直ただ塗料が点々としているようにしか見えない個所もありますが…要練習ですね。
想像していたより塗料の乗りが悪くて苦労しました。乗りが悪くてスポンジを強めに押し付けると変な感じになっちゃう。塗料の粘度をもう少し工夫すれば改善されそうな予感がします。
ラッカー塗料による不具合は特に感じませんでした。色落ちも無いみたい。
さらにシルバーで金属感を演出
予定と違いますが、ここから少し欲張ってみることに。
キズが深い部分は赤の塗装が剥げ、下地である黒のコーティングも剥げ、内部の金属が露出した、というようなイメージで、箇所個所にほんの少しだけ筆でシルバーを塗り足してみました。
この作業は思った通りに進めることができました。
いやぁ~楽しい。初めてで結果の見えない作業を積み重ねる中、こうして形が見えてくると超気持ちいい。
アイシャドウを使ったドライブラシ
今日の作業の締めは「ドライブラシ」。
ドライブラシとは主にパーツのエッジ部分に適用するウェザリングで、エッジのキズを表現したり、ハイライトでエッジそのものを際立たせる効果のある技法です。
通常は筆に付けた塗料がカサカサになるぐらいまでふき取って、その状態でエッジ部分に擦り付けるようにして行うみたい。今回はよりお手軽に、アイシャドウを使って行ってみようと思います。
結局ラメの入っていないものを買い直しました。ラメ入りはそのまま妻が使ってくれるそう。無駄にならなくてよかった~。
絵筆にアイシャドウの粉を付けて、パーツのエッジ部分に乗せていきます。
テクニックが足りず、狙った雰囲気をドンピシャでは表現できていませんが、この効果はかなり好きです。
いい感じにエッジが強調されて、さらに少し砂っぽくなって、ホント好き。
楽しくなってしまって全体にあっちこっちドライブラシをかけましたよ。
左手肘部分の丸モールドの感じ、すごくいい。好き。なんて楽しい作業なんだ。
以上でウェザリング塗装は一通り完成!
…ですが、このままでは記事冒頭にあるようにちょっとしたことで塗装が剥げてしまいかねません。最後にもう一度、全体にラッカーの艶消しクリアの缶スプレーを吹き付けておきました。
一瞬「あれ?っていうか艶消しもラッカーなんだから、エナメル塗料を溶かしてしまうのでは…」と頭をよぎったのですが、どうやらそれは大丈夫だったみたい。知識が足りなくてよくわからん。
今回の反省点
次につながるよう、ミスした箇所、思いついた部分などを自分のためにメモしておきます。
- エナメルは剥がれやすいので、ある程度作業が終わったらラッカーでコーティングする(要下調べ)
- スポンジチッピングの際はスポンジを強く押し付けすぎない。強く押し付けなくても塗料が乗るよう、次回は粘度を工夫してみる。
- 最後にラッカーでコーティングしたらドライブラシが薄くなった→アイシャドウだからなのかな?次回は濃い目にドライブラシするか、アイシャドウではなく普通の手段で行ってみる。
- ウェザリングすごい楽しい
以上。
次回はいよいよ完成です。
お楽しみに。
↓HGシャアザク製作記事まとめ↓
ガンプラ初心者の作例まとめ【エアブラシ不使用】