連日の灼熱地獄。
結局は今年もこんな羽目になってしまいました。
今年こそ、今年こそは冷夏になれ…!と毎年、心からの祈りを捧げるわたしの想いはどこに消えてゆくのか。無念。
ただただ暑さに負けるのも癪なので、海に、プールに、夏祭りに、一通り夏を満喫してはみたものの。結果として、家族全員夏バテです。
みなさんもお気を付けくださいね。こまめな水分補給、大事。
さて。
とはいえ今日も夜は来る。晩酌のお時間になりました。
本日は「水曜日のネコ」というお洒落なデザインのビールを買ってきましたので、レビューします。
苦みが少なくフルーティー!ビールが苦手な方にこそおすすめしたいビール
おつまみは、リィジィ編集部 hiroのレシピを参考に作ってみました。
参考:簡単レンチン温泉たまご
本当にとっても簡単に出来ましたよ。わたしの場合は60秒で固めに仕上げ、麺つゆをかけていただきました。
それでは恒例の裏書チェックから。
グラスに注げば立ちのぼる、青リンゴを思わせる香りとオレンジの皮の爽やかな香り。口に含めば、ほのかなハーブ感がフルーティさを引き立て、すっきりとした飲み口がやさしく喉を潤してくれる。「水曜日のネコ」は、心と身体をふっとゆるめてくれるような、ベルジャンホワイトエールです。
水曜日のネコ 缶の裏書より
青リンゴの香り?オレンジの皮?ハーブ感??ベルシャンホワイトエールぅぅぅ???
なんだかビールの味の表現としては聞きなれない単語が並んでいます。
ワクワクしながら一口いただいてみると…。
うん、確かにとってもフルーティー!
苦みが非常に少なく、スッと喉を通っていきます。
適度な酸味がより一層爽やかさを引き立てていて…いや、確かにそれはそうなのですが、この酸味って確かに柑橘系のフレーバーを感じるんだよなぁ。
青リンゴの香りもわかる。おそらく柑橘系とホップの香りが合わさってそう感じるのでしょう。確証は無いけど。
後味にはちゃんと「ハーブ感」もあります。まさに裏書の通りじゃないか。
なぜだろう…と改めて原材料名を確認してみると。
めっちゃ原材料に入ってるし。
ということはコリアンダーシードがハーブ感の源ですね。そしてさらに目を引く「小麦麦芽」の文字。このビールは大麦麦芽だけでなく、小麦麦芽を使用して醸造されているようです。
調べてみたところ、実はこれら耳慣れない材料の全てが「ホワイトエール」の特徴なのでした。
「ホワイトエール」を簡単にご紹介
ホワイトエールは白ビールの一種で、14世紀のベルギーで産まれたビールなんだそう。
特徴は先ほど書いた通り、大麦麦芽と小麦麦芽、さらには「麦芽化されていない小麦」を使用して、上面発酵で醸造されることです。
「上面発酵」参考:ラガービールとエールビールの違いって?
コリアンダーシードとオレンジピールを使用することもホワイトエールの特徴的な製法の一つ。ホップも使用されていますが普通のビールより少量なので、苦みが少なく飲みやすいというわけ。
このようなビールを英語で「ベルジャンスタイルホワイトエール」「ベルジャンホワイト」なんて呼ぶこともあります。
ベルジャン:Belgian は英語で「ベルギーの」という意味なので、要は「ベルギー式の白ビール」っていう意味ですね。
オランダ語表記の「ヴィットビール:witbier」も一般的に使われる名称のようです(witはオランダ語で「白」の意味)。
まとめ
今回飲んだ水曜日のネコはまさにこの「ベルジャンホワイトエール」にあたります。
苦みの少ないやさしい飲みごたえに加えて、オレンジピールのフルーティーな酸味、コリアンダーのスパイシーなハーブ感が味に魅力をプラス。
「普段ビールは苦手で飲まない」という人にこそおススメしたいビールです。
ぜひお試しください。