サントリービールの「TOKYO CRAFT(東京クラフト)」ブランドより季節限定発売されている「TOKYO CRAFT〈I.P.A.〉」を飲みました。
いつも通り、味の感想やなんかをダラッとご紹介します。
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TOKYO CRAFT(東京クラフト)〈I.P.A.〉
わたくし全然知らなかったのですが、このシリーズってどうやら去年も展開されていたみたいですね。
・恐らく去年のウェブページ:I.P.A. <インディアペールエール>|TOKYO CRAFT <東京クラフト>|クラフトビール サントリー
・今年のウェブページ:TOKYO CRAFT 〈東京クラフト〉|サントリー
続いているということは人気があるということ。そして人気があるということは美味しいということ。
伝統と革新が融合する街「TOKYO」に愛着と敬意を込めて創りあげたビールです。くつろぎ時間にお愉しみください。
TOKYO CRAFT IPA 缶の裏書より
愛着と敬意はあくまで「TOKYO」に対して込められているのであって、ここ「NAGANO」にはビタ一文込められてはいないということ。
コロナ禍でオールタイム心穏やかでない日々を送る中、敢えての「くつろぎ時間にお愉しみください」表記はこれ、わたしに飲むなって言っているのかな?
それはわからない。
そんなことを思いながらさっさとコップに注いで飲んだのであった。
シトラホップが芳醇に香りながらも濃色麦芽っぽいコクもあり
先にご紹介した公式サイトにも記載のある「シトラホップ」。
これはアメリカ産のアロマホップの一種で、主に香りづけに使用される香りの高いホップです。
口に含んでまず感じるのはこのアロマホップのフルーティーな香り!華やかですな。
そしてその後来るのがIPAの特徴である、苦み。
他のIPAに比べて特別苦いというわけでは無く、ちょうどいい苦み加減という感じでしょうか。
で、特筆すべきは濃色麦芽っぽいコクです。
実はこのビールを飲む数日前に、激フルーティーかつペール(淡)めなIPAを飲んでいたためどうしても比較してしまう(いずれご紹介します)のですが、このIPAにはカラメルモルトっぽいというか、いわゆる「濃色麦芽」らしきコクを強めに感じるんだよなぁ。
このコクが高級感を演出しており、とてもリッチな飲みごたえのIPAなのでした。
さすが東京リスペクトだぜぇ。
IPAって何よ?という方に向けて
簡単にご紹介しておきます。
時は18世紀末。
イギリスからインドへとビールを輸出する際、その長い船旅の間にビールが悪くなってしまわないよう、アルコール度数を高め、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したビールが作られました。
それがすなわち「I.P.A.(インディア・ペール・エール)」なのです。
さらにWikipediaにはこんな記述も。
その頃インドに輸送されたポータービールも航行に耐えられたので、「ホジソンは航行に耐えるようにビールを考案したのであり、他のビールは長旅に耐えることができなかった」という通説もおそらく間違いである。
インディア・ペールエール - Wikipedia
ホジソンさんとは、最も早い時期からインドにビールを輸出していた「ボウ醸造所」の醸造家のおじさん。
詳しいあらすじはWikipedia本文を読んでいただくとして、要するにIPAの成り立ちは「保存のための苦肉の策」というニュアンスではなく、「よりおいしく飲んでもらうための工夫」の中で産まれたビールだということなんですねぇ。
奥が深い。
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