ロゴマーク 2020/05/31 プラモデル

サーフェイサ―を筆塗り出来るか試してみた

ライター町田
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HGガンダムの部分塗装を目前に控えたこのタイミングで、一つ試しておきたいことがあります。

参考:ロマンティックとディティールアップが止まらない【HG ガンダム(リバイブ版)part9】

それは「サーフェイサ―」という下地塗料。

ネット情報によると、ガンプラに色を塗る際にはほぼ必ずこのサーフェイサ―で下地塗装をするようなのです。

…もちろんエアブラシでね!

そう。エアブラシが使えないわたしにとって本来用のない塗料であるこのサーフェイサ―。しかし、だからこそ「サフを吹いてから塗装をする」という流れに強く憧れてしまっているのだ。カッコいい。捨てサフを吹いてキズを見つけたりするの、カッコいい。やってみたい。

筆でいいからやってみたい!

↓わたくし町田が作ったガンプラも併せてどうぞ↓

ガンプラ初心者の作例まとめ
【エアブラシ不使用】

筆でサーフェイサ―を塗りつける愚行

というわけで今回の実験内容は「サフを筆塗りしたらどんな感じに仕上がるのか」。

Mr.サーフェイサー 1000 (ビンタイプ) SF284
Amazonにて購入した

色々種類があってよくわからなかったので目についたものを購入しましたが、これでいいんだよね?たぶん。

参考:Amazon | Mr.サーフェイサー 1000 (ビンタイプ) SF284 | サーフェイサー 通販

さっそく塗っていこう。

塗っては削り、削っては塗りの繰り返し

始めにぜひ知っておいていただきたいのは「わたしは筆塗りについてもガチの初心者である」ということ。別に筆塗りが得意だからこんな実験をするわけでは無いのです。

筆塗りもろくに出来ないオジサンがサフを筆で塗りつけようとしている。

これこそがこの実験の本質であることを踏まえた上で、読み進めていただきたい。



蓋を開けて万年皿に出してみると、結構なシンナー臭がしました。

サーフェイサ―とラッカー薄め液
他のラッカー塗料と比較しても明らかにキツい臭い

換気はしっかりとしつつ、今回こいつを塗りつけられる可哀想な実験体は「HGズゴック」です。

HGズゴックの腕
腕パーツに塗ってみることに

実はこのズゴックちゃんを使って他にもいくつか面白い実験をしています。今後登場する機会も増えてくると思いますが、お見知りおきを。


というわけで、まずはアレコレ考えず塗ってみることに。

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り
ベタっと

ラッカー薄め液で、わたしが「塗りやすい」と感じるぐらいに希釈して塗りました。この辺りがいつも適当になっちゃうんだよなぁ…気持ちよくスッと伸びるぐらいというか。

でも、結局これが失敗。

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り
泡がもうすっごいから

なんとなく表面が乾き始めた頃にチェックしてみたらコレですよ。

サフが濃すぎて空気が逃げられなかったのか、筆が良くなくて空気が混ざったのか、はたまた私の塗り方やサフの混ぜ方が悪くて泡立ったのか。



うん…。

全部だろうな。

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り
しょうがないので

800番の神ヤスで表面を慣らしてみました。

…これって、例の捨てサフからの表面処理みたいじゃないですか…??ひょ~テンションあがるぅぅぅぅ!なんて馬鹿なことを考えていたら、この日の作業時間が終わってしまいましたとさ。

続きは翌日に持ち越しです。

万年皿ごとジップロックに入れておいた
万年皿ごとジップロックに入れて保存

二日目

翌日せっせとサフを塗り重ねてみると、いきなりこんな失敗をしてしまいました。

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り

丸をした部分、前日に塗ったサフが剥げてしまったのです。

重ね塗りをする時に何度かなぞってしまったんですよね。ものの2、3回だったと思うのですが、そうしたらすぐに剥がれちゃった。

重ね塗りしたサフに含まれるラッカーシンナーが下地のサフを溶かし、その後に数回なぞってしまったことで溶けたサフが剥げた、みたいな流れでしょうか。

その後もこんな失敗を繰り返しながら、重ね塗りしてはデコボコや泡を削り、また重ね塗りしてを繰り返し…

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り
塗っては削り、削っては塗り…

サーフェイサ―の筆塗り 完成!

計6回、塗り重ねたものがこちらです。

サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り
サーフェイサ―をズゴックの腕に筆塗り

パーツ裏は今後の塗装を考えて黒く塗ってあります。


いかがでしょうか。


ぱっと見はそれっぽく見えるのですが、よく見ると表面に波打つような凹凸があったり、気泡の跡があったり…。まぁ、それでも自分的には頑張った方じゃないかと思います。そもそもこのグレーに染まった姿に喜びを感じちゃったりして。

結論:塗って塗れないことは無い

とりあえず筆でも塗ることはできました。

途中何度も失敗しましたが、その都度修正すれば何とかなる感じ。色が剥げたら塗り重ねればいいし、酷い筆ムラはヤスってやればいいし。筆塗りのガチ初心者であるわたしでも塗れた(と言っていいものか)ので、筆塗りに慣れた方であればもっと簡単に、かつキレイに塗れるんじゃないかと思います。

塗っていて気が付いたポイントは以下の3点。

  • 希釈度合は泡が出来るほど濃くなく、パーツの角に乗らないほど薄くなく。
  • 塗り重ねる場合は一度に何度も塗らず、スッと1回だけ。ムラは次回慣らすつもりで
  • 下の塗料が剥がれた時に慌ててリカバーしようとするともっと剥げる。剥がれたら一旦乾燥を待ってから塗り重ねる。

こんなところでしょうか。希釈度合が本当に難しいですね…思い知らされましたよ。次回はもう少しスムースに作業が出来そうな気はしています。


…が。


結局この作業に2日を要しているわけで…果たしてここまでしてサフを筆塗する意味があるのだろうか。確かにわたしのサフへの憧れはいくらか満たされた。捨てサフで表面処理をしているわたしの背中は確かに「モデラ―」だった。いや、気持ち的には「スーパーガンプラモデラー町田」だった。

でも、それ以上のメリットってなんなんだろう?


それは結局この上から塗装してみないことにはわかりません。


だってこれ下地なんだからね。

というわけでまた後日になりますが、サフを塗ったパーツとそうでないパーツにそれぞれ筆塗りしてみて、様子を比較してみようと思います。


お楽しみに!

この記事の続き筆塗りサフの上にさらに筆塗り塗装してみた

↓わたくし町田が作ったガンプラも併せてどうぞ↓

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