以前、チャーシューの作り方をご紹介しましたね。
参考ページしっとり柔らかチャーシュー(煮豚)の作り方【おうち居酒屋】
実はこいつの煮汁を使用して、簡単にオリジナルのラーメンを自作することが出来るのです。所要時間はおよそ2時間。ギリ昼飯でいけるラインだと思いませんか。
チャーシューの煮汁を使ってラーメンを自作してみよう
材料(1人分)
- 豚バラブロック…400g
- クズ野菜…適当に
- ニンニク・生姜…各2片程度
- しょう油・酒・みりん…適量
- 出汁用カツオ節…適量
- 乾燥昆布…1枚
- 中華麺…1人分
- 香味油…ネギ油か鶏油など
基本的な作り方は以前ichiがご紹介した自作ラーメンと大差ないかも。まぁどちらも一例ということで、よかったらわたくし町田のラーメンもご覧ください。
全ての元となるチャーシューを作る
まずはチャーシュー作りから。12時のお昼ご飯でこのラーメンを食べようと思った場合、10時に作り始めれば間に合う計算ですね。基本的な作り方は冒頭で紹介したチャーシューと同じですので、こちらでは省略します。ぜひ併せてご一読ください。
大きく作り方が異なるのは、煮込み終了までの時間。お手軽に作るための短縮バージョンということで、チャーシューを作り始めてから煮込み終了までを「1時間半」という設定で調理します。
ここまでをまとめて1時間半で、ということですね。
チャーシューをタレに漬けこむ工程も省くため、クズ野菜を取り出した時点(1時間ほど経過したあたり)で、しょう油と砂糖を加えておきます。煮汁をそのままスープに仕立てる都合上、この時点でしょっぱくし過ぎてしまわないよう注意。煮汁が減って水を加える際にも「最終的にスープになる」というポイントを踏み外すことなく、出来るだけ水は加えない方向で工夫してみるといいでしょう。
1人分のラーメンに対して、豚バラブロックは少なくとも400g程度は使って下さい。もちろんその全量をラーメンに乗せる必要はありませんが、このぐらい使わないといい出汁が出ないんですよ。ラーメンに使った残りは夕ご飯のおかずにでもすりゃあいいじゃない。
豚スープで直接出汁を取っていく【強硬手段】
さぁ、ここから一気にパワープレイが加速!この肉スープに直接カツオ節と乾燥昆布をぶっこんでしまうわけだ。なんだかおふざけをしているようで妙な背徳感がありますが…大丈夫!
昆布はぬめりが出る前に取り出して。カツオ節は味を見ながら調節してください。出汁を取り終わったら、しょう油、酒、みりん、砂糖などを使ってお好みの味に整えます。この時、最終的なスープの量は400cc程度を目指すとちょうどいいでしょう。
普段から料理をされる方なら想像がつくところかと思いますが、このレシピだと「ラーメン」というよりは「肉そば」と言った方が近いような、和風のスープに仕上がります。
よりラーメンに寄せたい場合、色々な方法がありますが、一番お手軽で効果がデカいのは出汁を変えること。かつお節の代わりに「混合削り節」を使ってみたり、敢えて顆粒の鶏ガラスープや中華だしを使用するものおすすめ。一気にラーメン感が増しますので、このあたりもお好みでチャレンジしてみてください。
オリジナル豚中華そば完成!仕上げに香味油を忘れずに
同時進行で中華麺を茹でまして。
分量外のトッピング(今回は小松菜の塩茹でと白ネギ)を加え、仕上げに香味油を垂らしたら完成です。
先述の通りスープのベースが和風ということもあり、ラーメン的要素をより楽しむためには香味油が必須でしょう。今回はお手軽にネギ油を用意しましたが、鶏油も超絶おすすめ。格段に美味しくなりますよ。
画像は写りを良くするため控えめ盛りにしたものです。実際には豚バラブロック半量(200g)といえども、全盛りすればそれなりのボリュームに。
チャーシュー麺としても十分な量だと思います。短縮バージョンで作ったとはいえ、それはそれで良さがあり、旨い。
ラーメンを自作する一番の魅力はやはり、自分好みの味に作れることでしょう。この作り方が一番うまい!という趣旨のレシピではありませんので、例えば先述した出汁のカスタマイズの如く、どんどんアレンジしてみてくださいね。
以上、「オリジナル豚中華そば」の作り方についてご紹介しました。