「まずい、もう一杯!」で御馴染みなのはキューサイの青汁。「苦い…!もう一杯!」と言いたくなるのはインドの青鬼。
ヤッホーブルーイングの回し者(じゃないけど)のわたしが、前回のよなよなエールに引き続き、未だご紹介していなかったのがこのビールです。「インディアペールエール:IPA」というスタイルに属するビールで、ホップの苦みこそがその最大の魅力!
インドにも青鬼って住んでいるのかなぁ
色と身体という視点から言えば、赤鬼はまぁわかる。その憤怒が「全集中の呼吸」の如く体躯を覚醒させ、膨張した血流が全身を赤くする。実に鬼らしいじゃないか。…じゃあ、青鬼は?その色からはどうしても不健康なイメージしか沸かないんだけど。過度な糖質抜きダイエットに励んだ結果なのかな…?
その青鬼がインドにもいたとするなら、これは何を意味するのだろう。インド人も糖質抜きダイエットに励んでいるのだろうか。日本人…インド人…そして世界中の人々よ…健康法は青鬼にならない程度に励もうぜ!!
熱狂的ビールファンの為のビール
それでは缶の裏書を見てみよう。
アルコール度が高く、ホップをふんだんに使ったインディア・ペールエールは、18世紀の英国で、長く過酷なインドへの航海のために、劣化しにくいビールとして造られました。
「インドの青鬼」缶の裏書
そんなルーツを持つ「インドの青鬼」は、驚愕の苦みと深いコクで飲む者を虜にします。”魔の味”を知ってしまった熱狂的ビールファンの為のビールです。
IPAについてはこちら濃色麦芽っぽいコク「東京クラフト(TOKYO CRAFT)IPA」
津々浦々、ビールに限らず世界には様々な種類のお酒が存在していますが、その多くにはこうした歴史的・地域的な背景があります。人類の足跡に点在するマイルストーンのような存在に思えて、なんだか愛おしいような…胸焦がれるような。
IPAも長い航海を超えるアイデアの結果生まれたというなら、そんな工夫をした人々も、このお酒も、同じように愛しく思えるのです。久遠なるサーガへの憧れなのかもしれません。
まぁ、
酔っ払ってくれば味の違いなんてわからなくなっちゃう
んだけどね…♡
「苦くて旨い飲み物」ってなかなかないよね
参考ページおつまみは普通のベーコンエッグですが何か?【おうち居酒屋】
とにかく第一印象は「苦い」一択!でしょう。実はわたし、IPA初体験がこちらのビールだったのですが、缶の裏書を見て「このビールは苦いらしい」と知っていたにもかかわらず、それを超えてきた苦さに思わず第六チャクラが開いてしまった記憶があります。
よなよなエール公式インドの青鬼 | よなよなエール公式通販 - よなよなの里
ホップの香りと苦みを存分に楽しめる。今まであまり意識してビールを飲んでこなかった方なら「これがホップの味なのか」とハッとすること請け合いです。もちろん苦いだけではなくエールビールらしい味わい深さも兼ね備えており、そういう意味でも飲みごたえは抜群。
参考ページラガービールとエールビールの違いって?
香りやフルーティーさに関してはやや控えめな印象がありますが、苦味という点ではトップクラスなのでは、と個人的には思っています。店頭で見つけた際は是非お試しください。
以上、ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」をご紹介しました。