ロゴマーク 2020/10/14 音楽

ミキシングのテンプレートを作れないものか検証

ライター町田
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 先日この曲を仕上げた時にふと閃いたのです。

参考ページ「Breath Of Death」動画のオープニングテーマを作曲したい

 苦手というか…下手というか…とにかくわたしが敬遠している作業であるミキシング。しかし目の前にはミキシングを終えた曲のファイルがある。

 これ、なんとかテンプレート化して利用できないものか、と。

ミキシングのテンプレートファイルがあったらさぞ便利だろうと思った

 先ほどの曲に使用したのはベースとドラム、そしてギターが2本の計4パート。実際にミキシングする時はドラムキットをバラシて行ったので、トラックはその分増えました。

 例えば同じパート構成で同じようなジャンルの曲を作りたいとした場合、既存のファイルを利用してデータを差し替えるような格好で作曲すれば、かなりの作業をオミットできるのでは、と考えたわけ。なんとなく出来そうじゃない?

既存のファイルをテンプレートとして使ってみようぜ

 それでは早速。

Sonar 作曲用テンプレート
作曲用テンプレート
Sonar ミックス用テンプレート
ミックス用テンプレート

 先ほどご紹介した「Breath Of Death」オープニングテーマの作曲とミキシングに使用したそれぞれのファイルから全クリップを削除し、テンポの変化などユニークな設定をリセットし、一応テンプレートとして使えるように仕立ててみました。

 【作曲用テンプレを使用してパートを増やすことなく、また音色を変えることなく作曲し、出来上がったオーディオファイルをミキシングのテンプレにコピペすればあら不思議、曲が出来上がっている】という寸法です。おらワクワクすっぞ。

仮ドラムトラックを作る

 主たる目的はあくまでテンプレ作戦ですので、曲はいつにもましてさっさと作りたい。今回は何となくドラムから始めてみようかな。

♪何となくなドラム

 こんな普通のエイトビートなら何でも乗せられそうでしょ。

ギターを加える

 作成したエイトビート・クリップをコピペでダラダラと延長し、ギターをこれまたダラダラ弾いていたらそれっぽい感じになりました。

♪それっぽいギター

 仮ギターにつきチューニングすらしていません。雑音やミスタッチもそのままになっておりますゆえ心してお聞きください。で、ギターはもう一本必要ですからね。さらに合わせていきましょう。

♪それっぽいギターにプラスして

ベースを加えてドラムを整えたらフィニッシュ

 最後に加えるのはベース。コピペで作った仮ドラムは曲の演奏感に合わせて修正する必要があるので、ここではギターに合わせてベースを入れていきます。

♪ベース挿入

 で、最後にギターとベースに合わせる形でドラムを修正し、ギターを本チャンで弾き直したらここまでは完成。なんだか手順の後先が混線して参りました。

♪作曲編終了

 まぁ、とはいえここまではいつも通り滞りなく。次からがいよいよ本題です。

作曲したオーディオクリップをミキシングのテンプレートに移植するとどうなるのか…?

 ギター、ベース、ドラムは各パートとも音色を変更することなく、作曲テンプレファイルをそのまま利用しています。…と、いうことはだ。しつこいようだがこのままミキシングテンプレにコピペすればミキシングが終わっているという当然の帰結になるはず。ですよね??

全クリップをミキシングテンプレに移植
全クリップをミキシング・テンプレに移植

 Guitar2はどういうわけか無音部分のノイズが酷く、特に耳障りだった部分を出来るだけ丁寧に切り取ったためあのようなパッチワーク状態になっています。これはこれでクッソ面倒だったんだけど…まぁそれはいい。

 …それでは早速。聞いてみましょう。

♪ミキシングテンプレに移植したそのまま

はい全然ダメ~!

 …な、なぜだ。なぜなんだ。なぜこんなに低音がブンブン唸りを上げているのか…。被りに被りまくっておる。

 一瞬立ち尽くしてしまったものの、ちょっと考えたら理由はすぐにわかりました。それは違う曲だからです。当たり前ですよねぇ…我ながら愚かじゃないか。

 キーもメロディも曲調も、件のオープニング曲とは違います。ベースのノートはより低い音を使っているし、ギターも低音弦をミュートして刻んでいます。全く同じ音色を採用していたとしても、使っているノートや演奏方法が違うならミキシングだって塩梅を変えなくちゃいけないと。そんな当たり前なことに気が付いただけの検証になってしまった。ふふ…。

♪ミキシング修正【完成】

BGMにつき繰り返し対応

 出来上がったからにはBGMとして使用しますので、少し切り貼りすれば繰り返して再生できるような仕様。終わり方が妙なのはそのせいです。

 ちなみに、この修正にかかった時間は約…

4時間!です!

 普通にミキシングするよりむしろ時間がかかってしまったという。しかもいつにもまして上手に出来ませんでした。

 一から組み上げてきたものならまだカンも働くのですが、なまじ出来上がってしまっているミキシングを修正するのがこんなに大変だったとは。さらにわたし的に一番の難所である低音部分を取り扱うとあって、もう何をどうすれば良くなるのか皆目見当がつかないという。それこそ一からやり直してしまおうかとも思ったんですけどね…さすがに検証の意味が無さすぎるのでやめました。その結果としての4時間なのです。

結論:ミキシングのテンプレートファイルがあっても全然便利じゃなかった

 それこそ全く同じような調子の似たような曲を量産するのであれば役に立つのかもしれません。でもそんなん全然面白くないでしょ。そういう仕事があるのかどうか知らないけれど、あくまで趣味として楽しんでいる身としては面白くないことをやる意味が無いわけで。

 ということは、この検証は完全に失敗ということになります。嗚呼…。

 もちろん「わたしにとっては」というエクスキューズが付きますからね。同じような発想でもっと賢くミキシングされている方もいらっしゃることでしょう。教えてもらいたいぐらいよ、本当。それでもテンプレートを利用するとして、今のわたしに思いつくのは「いつも使用しているエフェクターを挿した状態のファイルを作っておく」とか、その程度のことでしょうか。

 いずれにしても私にとって一番楽しい部分、作曲したりギターを弾いたり歌を歌ったり、そういったことをよりシンプルに楽しめるように、引き続きミキシングが手軽に済む方法について模索していきたいとは思っています。

 以上、今回はミキシングのテンプレート化について考察してみました。

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