先日、Reeazy編集者 ichiよりこんなものを頂きました。
ichiの実家の畑で採れたものだそう。見た目から言うと…下仁田ネギ?もしくはその仲間でしょうか。実に立派ですな!ネギ好きであるわたしと妻が飛び上がって喜んだのは言うまでもありません。
とはいえ量が量。油断して悪くしてしまうのももったいないので、美味しいうちにネギだれを仕込んでしまおうと思います。
大量のネギを使用する「俺のネギだれ」
材料
- 長ネギ…3本
- しょうゆ…ネギのかさに対して1/4ぐらい
- 酒…少々
- 砂糖…少々
- 酢…酸味を感じるぐらい
ネギだれっていうと、どちらかというと「タレの中にネギが浮かんでいる」ぐらいの感じを想像される方が多いのではないでしょうか。
我が家で鶏のから揚げを作る際に必ず用意する薬味として「刻んだ九条ネギに多めのしょうゆを回しかけてしんなりさせたもの」がありますが、わたしのネギだれはそんな感じです。意味がわかりませんね。要するに「タレ」と言うよりは「漬かったネギを喰う」感じ。
「」多めでお送りしております。
材料の下ごしらえ~ネギのカットとタレ作り~
今回のネギだれには、いただいた長ネギのうち3本を使用することに。
コイツをザクザクと、白い部分と青い部分に分けつつ粗みじんにして。
このあと火を通してタレに漬けこみますので、この時点ではある程度形が残っているぐらいの方がいいでしょう。あんまり細かくしてしまうと味気無いかも。
タレはそれぞれを合わせた上でアルコールを煮切っておきます。
内訳的にはハッキリ言ってほとんどしょう油と言っていいでしょう。
隠し味程度に酒と砂糖を加えて味に複雑さを出し、アクセントとして酢を入れる感じ。舐めてみて気持ちのよい酸味になっていればOK。つまりはいつもの「お好みでどうぞ」っちゅうことだな。
どうでしょう。タレの量は「ネギのかさに対して1/4」ぐらいに見えませんか。ともすればもっと少ないかもしれんね。
ネギは火を通して余分な水分を飛ばすべし!
記事を書くにあたって他の方が作るネギだれをザックリと確認したところ、どうやらネギを生のままで使うレシピが多いように見えました。わたしのネギだれはしっかり火を通してしまうので、それが特徴と言えば特徴なのかもしれません。
この作業の目的はあくまで水分を飛ばすこと。わたしのネギだれ的には仕上がりが水っぽくなるのが一番のNGです。旨味を凝縮するつもりでじっくりと、かつ、焦げ目が付かないように強めの弱火程度で火を通していくといいでしょう。
上の画像ぐらいになった頃合いで匂いを嗅いでみてください。香りから野菜のエグミが抜けていればOKです。
タレ・ネギの量ともに、用意してあったビンにピッタリ収まりました。
子どもたちが大きくなり、家族みんなで食べられる料理を作るようになってからもう何年経ったでしょう。1人暮らしをしていた時…妻と2人で好きなものを作っていた頃…上の子が保育園に入って…小学生になって…さらに下の子が保育園に入って…色々な料理のフェイズを経験してきた結果、今やもう自分の料理が上手いとか下手だとか、そんな観点はとうの昔に失われています。
そんなことより学校や保育園の献立と被らないこととか、児童センターへのお迎えの時間に間に合うようなタイム感で作ることとか、野菜を美味しく食べてもらう、辛い物にも徐々に慣れてもらう、柔らかい物や固い物、苦手なものが出来るだけ減るように…など、それ以外のことが大事すぎて、自分のテクニックのことなんかどうでもいいにも程があるというか。世のお母さん方にはきっとわかっていただけるのではないでしょうか。
…が、こういう分量の塩梅みたいなものがぴったり合った時って「あぁ、やっぱり昔より上達しているのかもなぁ。」なんて思うんですよね。えぇ、自画自賛ですとも。
俺のネギだれが万能すぎてヤバい
一枚一枚は薄いネギをさらに粗みじんにしてあるわけですから、夕方に仕込めば夜にはもういい感じになっているのもこの料理の魅力。
他には納豆でしょ、フライ類でしょ、もちろん鶏のから揚げでしょ。味噌汁の味変にもいいし。合わない料理は無いんじゃないか、というぐらいなんにでも合う。まさに万能なネギだれ。しかし、ネギが嫌いな人にとっては何にかけてもマズいであろう…そのぐらいネギの旨味が効いておる。
そもそもichiのネギが良い物だということも合わさって、マジで旨いです。
要は「ネギを大量に炒めて自分好みのタレに漬けこむだけ」のことですので、普段料理をしないお父様方にもぜひお試しいただきたい。おつまみとしてそのままチビチビやるのも大いにアリですよ。
以上、大量のネギを使用した「ネギだれ」の作り方をご紹介しました。