FMガンダムエアリアル制作第4弾!
前回記事下半身(腰・脚部)の作成【FMガンダムエアリアル#3】
「何も手を加えずに素組で仕上げる」とは言ったものの、組み進めていくと気になる部分がチラホラと出てきてしまった。そして典型的なA型人間であるわたしは、一度気になってしまったが最後どうしてもスルーできないわけで。
今回はそんな「のどに刺さった骨」のいくつかを処理していこうと思う。
↓FMガンダムエアリアル制作記事まとめ↓
手を加えた分だけ愛しくなるのがガンプラ
やらないつもりだったコトをしょうがなくやる、というマイナススタートの工作ではある。でも結局は手をかけてやった分だけそのガンプラが好きになっちゃうんだよなぁ。時間ばっかりかかって、いい意味で暇人の遊びよねこれ。
黄色パーツをなんとかしたい
まずは前回記事で触れた黄色パーツの部分塗装から。
黄色がどうも派手すぎる、というのがわたしの印象だ。なので成形色より彩度は落としつつも、どことなく黄色っぽいイメージは残した色味にしたらいいんじゃないかと。そんなテーマのもと、以下の3色を候補としてチョイスしてみた。
我がReeazyに塗料のビンが登場したのは一体いつぶりになるのだろうか。毎日毎日寝る間を惜しんで記事を書いていたアノ日々を思い出して少し嫌な気持ちに…おっと危ない。
左からデザートイエロー、チタンゴールド、チタンシルバーの3色である。手持ちの塗料の中で趣旨に合いそうな色がいずれもエナメル塗料だったのが、塗った後しっかり乾かせば大丈夫だと思う。割れないと思う。たぶん。
大丈夫じゃなかったパターンHGガンダム(リバイブ版)完成&レビュー【END】
いやぁ…改めて見直すとやっぱエナメル怖いわ…。あの「ムシッ」と割れる時の感触を思い出して震えるぜ。とにかく塗るパーツには力がかからないようにバラして、塗った後はよく乾かそう。
色の選定
比較のため、手始めに黄色パーツのランナーに候補色を筆塗りしてみた。
こうして実際に筆塗りしてみると、驚かされるのはメタリック塗料の隠ぺい力である。
この中で唯一メタリックでないデザートイエローは、一度塗りでは下地の色が隠れず二度塗りしたため、他の塗料に比べて筆ムラが目立ってしまった。この時点で脱落と言っていいだろう。
残りの候補だが、チタンシルバーでは味気無さすぎるし、かといってチタンゴールドでは黄色みが強すぎる気がする。そこで二色を混ぜてみると(「G&Sハーフ」表記)、まぁこのぐらいがいい塩梅なのかな、と。
ただ、色味はハーフでいいとしても、なんだか少しメタル感じがわざとらしいような気もする。いっそ神ヤスかましたらどうなるんやろ。ちょっと艶消し感をプラスできたりするのかなぁ。
普通に削れてしまった。なるほど、塗料をヤスるとこうなるのか。全然ダメだ。
じゃあもっと目の細かい…というか、もうヤスりじゃない布ならどうなんだろう。例えばティッシュとか。
艶消しというより、逆に少しだけ艶が出たような。ティッシュの目が細かすぎて、塗面を荒らすというよりは慣らしちまったんだなきっと。でもまぁこれはこれでアリなのかも。
とりあえず、塗った後の処理はその時の気分として、色は決まってるわけだからとにかく塗ってみますか!
うむ。我ながら自分好みの色に塗ることができて嬉しいぞ!バラして塗ってよく乾かす、という一連の作業をサボらず行ったおかげで、エナメル割れの心配は全く無かった。
この色、光の当たり方によってゴールド寄りに見えたり、またシルバー寄りに見えたり、ハーフにしただけあってその時々で印象が違うのが不思議だ。以下に貼った組付け後の画像と見比べてみて欲しい。
組付け後画像の方がゴールド味が強く見えるのではないかと思う。これは画像上の違いというわけではなく、実際の眼で見てもこのぐらい違って見えるのだ。普通の塗料であれば混ぜてしまえばその色になるから、これはメタリック塗料の特徴の一つなのかもしれない。わからんけど。
ちなみにどのパーツもヤスりがけならぬ「ティッシュがけ」を行ってある。文字にするとアホらしくて泣けてくるだけでなく、その効果も恐らくプラシーボ程度でしかなく、最早何のためにやったのかわからなかったということだけは書き記しておきたい。
ディティールアップもちょっとだけ
前回の時点でやりたかったことはこの部分塗装だけだったのだが、どうせならこの勢いでもう一点やっておきたいことが…。
矢印の部分、ちょっとした横長の造形を横断するようにパーティングラインが走っていた。造形を潰さないように気を付けてパーティングラインを削ったハズだったのだが…まぁ、見ての通り、普通に崩壊した。このまま必殺「見て見ぬふり」でやり過ごそうと思っていた自分が情けないよ。直してやらなくちゃ。
修理に使うのはもちろんこいつだ。
無塗装派のわたしにとって心強い味方、それがランナー。いわば成形色付きのプラバンなのである。こいつを目的の形にカットして。
元の造形はきれいさっぱり削り取り、改めてパーティングラインをきれいにし、更地になったところへこのスライスしたパーツを貼り付けてやるわけだ。
修正後の造形にやや高さがありすぎるので、形を整えつつヤスりがけなどを施して完成。
一生懸命きれいにしたつもりだったのだが、こうして画像に撮るとどうしてもアラが目立ってしまう。いつものヤツやね。次回までにもう一押し整えておこうと思う。
というわけで今回は以上だ。そして工作も以上だ!
次回は完成記事になる予定なので、お楽しみに。