
前回の晩酌記事にて、水星の魔女関連のプラモデルをいくつか購入したことをご報告したわけだが。
突然の物欲【大注目】最近の町田はこんなことをして生きていた【晩酌 #12】
実はあの一週間後、何を血迷ったのか、わたしはさらにもう一体のガンプラを購入していたのであった。フッフッフ…我ながらマジで何やってんだろう。
↓FMガンダムエアリアル制作記事まとめ↓
「フルメカニクス ガンダムエアリアル」を開封!
はい、タイトルとサムネイルで丸わかりの通り。購入したのは「フルメカニクス ガンダムエアリアル」ですな。

前述の晩酌記事に「別に作品としてはそれほど入れ込んではいない」と書いたのは本音だとして、それはあくまで物語についてのこと。実は、登場するこのガンダムエアリアルの造形は結構気に入っていたりする。
シュッとしたスタイリッシュさもありつつ、体幹には力強いバネを感じるというか。陸上選手が体現しているような肉感的な美しさが好き。男の子風な表現でシンプルに言うなら「強そうでかっこいい」ってことだね!

そういえば、同じようなノリでガンダムエクシアも好きだった。ダブルオーという作品自体は一度も見たこと無いけど。
当時はRGのエクシアが、近所のハードオフでごく普通に1,400円前後の値段で陳列されており、そのうち時間ができたら作ってみようかな~なんて気楽に構えていたものだ。あれよあれよと世の中は変わり、そのお店ではガンプラのコーナー自体がほとんど無くなってしまった。
売り場のパッと目につく位置にはMGドム、グフ、ザク、ゴッグ。ガンダムはもちろんファーストでしょ、MkⅡにゼータ、ニュー、ZZ、SEED関連の色んなモビルスーツ。棚の下の方にはHG各種がギッシリと詰まって、最上段には縁遠そうなPGのデカい箱がいくつも置いてあったっけ。購入しなくても見ているだけで楽しかったなぁ。こうして書いているとなんだか昨日のことのように映像が浮かんでくるから不思議なものだ。
まぁ品薄になるのは人気の裏返しであり、一ファンとしては嬉しい限りなんだけどね。どうしても転売云々の要素が絡んでしまうから複雑な気持ちになってしまう。
なかなかのパーツ数におののきながらも楽しんでいくぜ
このFMエアリアルもいくつかのオンラインマーケットにて発売前から定価を超える値段で出品されており(いい加減にしてほしいよ本当)、この様子じゃもうアカンやろな…とゲンナリしつつも発売日当日、一応店頭を覗いてみたらなんと普通に陳列されていたのであった。そりゃ買うよねって話で。バンダイさん頑張りましたな。
それでは早速開けてみようではないか。開封!

う、うむ…これは…パーツが多いね!!

これまでで一番パーツが多かったのが恐らくオリジン版のHG旧ザクだったと思うのだが、それのさらに1.5倍はあろうかというパーツ量だ。
箱がデカかったから当然中身もボリューミーなんだろうと想像してはいたものの、実際目の前にすると臆してしまう。なんだろう…作りたくて買ってるのに可笑しいぞ。それだけ楽しみが増えるってことなのに何をビビっているのか。
あとなんかこんな変なのもあるし。

これはたぶんメッキ?なのかな?その昔BB戦士かなんかではよく見たような記憶があるが…だとすればウン十年振りの再会だ。お元気でしたか。
当時の記憶を辿ってみると、メッキのパーツってキラキラしてかっこいいんだけど、ゲート跡の部分がすっげぇ目立っちゃうんだよなぁ確か。ゲートから切り離すとそこだけメッキが剥がれる形になるわけだから。
最近のはどうなんだろ?わたしのような無塗装派にもやさしい何らかの工夫が為されているのだろうか。それともある程度の工作は必須?わからん。…ってあぁ!久々の楽しいプラモ制作なのにまたしてもビビっている!なんというヨワヨワ豆腐メンタルなんだ。
緻密なディティールと色味に感激
そもそもフルメカニクスって何よ、ということで調べてみると「MGのような高密度ディティールとHGの組みやすさのハイブリッド」みたいな立ち位置のブランドらしい。
思わず心配事の方にフォーカスしてしまったが、確かに各パーツの造形は素晴らしいの一言で、眺めているだけでテンションが上がる出来だった。なんならツマミに一杯やれそう。

なかでも痛く気に入ってしまったのが、その成形色である。

各色のトーンがいい塩梅に統一されており非常に心地良いね!…という話をしたかったんだけど、この画像だと全然伝わらないなぁ。
特に白が酷いぞ。これじゃあシアンとグリーン味が強すぎて全くの別物だ。一応補正したつもりだったんだけど…なんでだろ。とにかく!実物は色調が合っていてとってもイイよ!ということ。無塗装派のわたしにとっては成形色=機体色なので、そのまま完成品の出来栄えに関わってくる「色」に関する高品質は非常にありがたいのだ。
今回は素組(パチ組み)で仕上げてしまおうと思う
さて。最後に今回の工作予定だが。
これだけのパーツ数やディティールの素晴らしさなどを見せつけられてしまうと、わたしレベルの工作力ではむしろ何もせず、素組(パチ組み)で済ませておいた方がいいのではないか、というのがその結論だ。
もちろん合わせ目ぐらいは消そうと思っているのだが、ざっと説明書を読んでみた限りでは、その消すべき合わせ目があるのかすら疑問に思える。いやあやっぱりすごいね最新のガンプラは。
というわけで、敢えて今回のテーマを掲示するとするならば「各パーツを丁寧に処理してきちんと素組(パチ組み)する」といったところでどうだろうか。
「各パーツの処理」というのは要するにゲート跡やヒケ処理のことね。製作を進めていく中で「どうしてもコレは」という部分が見つかれば何かしらの工作をするかもしれない。が、基本は素組(パチ組み)で済ませようと思う。決して手抜きがしたいということではなく「記事的な面白みよりキットの良さを生かすことを取った」という風にご理解いただけると嬉しい。

こういうものを引き出しの奥底からサルページしてくると俄然やる気が出てくるんだよなぁ。
次回から製作を開始する予定だ。お楽しみに!
(「素組」と「パチ組み」。どちらの表現が正しいんだろう)
↓FMガンダムエアリアル制作記事まとめ↓
ガンプラ初心者の作例まとめ【エアブラシ不使用】
