ロゴマーク 2020/05/06 お酒とおつまみ

しっとり柔らかチャーシュー(煮豚)の作り方【おうち居酒屋】

ライター町田
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家飲みにちょい足し!簡単おつまみを掲載している「おうち居酒屋」シリーズ。

今回は「しっとり柔らかチャーシュー(といっても煮豚の方ね)」の作り方をご紹介します。

正直…ちょい足し、簡単おつまみ、というワードからかなり遠ざかっていると言わざるを得ないレシピではある。

しかし!作って食べてみたらそりゃあもう旨いんだから。お休みの日にぜひチャレンジしていただきたいのです。

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家飲みに一品追加!
簡単おつまみレシピ まとめ

しっとりとして柔らかく肉の旨味十分!ボリューミーな絶品チャーシュー

材料

  • 豚バラブロック…400gぐらい
  • クズ野菜(なんでも)…鍋に入るだけ
  • ショウガ・ニンニク…1片
  • しょう油・酒・砂糖…適量
チャーシュー(煮豚の方)の材料
今回の材料

大根のシナシナ具合からわかる通り、これらはガチのクズ野菜です。冷蔵庫にあるものの中から適当チョイスで結構なのですが、長ネギだけはあったほうがいいでしょう。むしろ長ネギだけでもいいぐらい。

お肉は今回、少々小ぶりの350gを使用しました。400g程度あれば、例えば大食い男子のいない家族4人のラーメンに乗せるとして、十分な量ぐらいにはなります。

表面をしっかり焼き固めてから極弱火で煮込むべし

豚バラブロックの大きさによって、このあとの調理(フライパンで焼く・鍋で煮込む・タレに漬ける)がしやすいサイズに切り揃えます。

そうしたら、よく熱したフライパンで表面を焼き固めて。

フライパンで豚バラブロックを焼く
今回は2つに切った

炒めるのではなく、焼き固める。

豚バラブロックの全ての面をじっくり、しっかりと焼いていきます。わたしは毎回ごま油を使って焼きますが、サラダ油でも大丈夫。

豚バラブロックの全面を焼き固める
ひっくり返しながら全面をしっかり焼く

途中から、あふれ出る脂のため揚げ焼きしているような状態になり、フライパンによっては油が跳ねると思います。火傷しないように気をつけて。

ここでしっかりと焼き固めておかないと、このあと煮込んだ時に旨味が逃げ出して味気な~いチャーシューになってしまうのです。

旨味が溶け出さないよう表面に蓋をする感じですね。

お鍋で豚バラブロックを煮る
準備ができたらお鍋へ移動

お鍋には別途お湯を準備しておきましょう。この時、絶対にグラグラと沸かした状態にしてはダメです。強火にしたらすぐ沸くんだけど、火を弱めたら小さい泡がコポコポと出る程度のギリギリな感じで。

続いて用意したクズ野菜と、ショウガ、ニンニクをお鍋にイン。

これらは全て豚肉の臭み取りのために入れるものです。

豚バラブロックとクズ野菜をお鍋で炒める
煮込み準備OK

あとはこのまま、豚バラブロックの大きさによって2時間半~3時間ほど煮込んでお肉を柔らかくしていくのですが、その際絶対にグラグラと沸騰させないでください。

表面を焼き固めたとはいえ、強く沸騰させると見事に味が逃げます。

前述した「強火にしたらすぐ沸くんだけど、火を弱めたら小さい泡がコポコポと出る程度のギリギリな感じ」をずっと維持するイメージ。最弱の弱火を基本に調節するのですが、これが思いっきり外気の温度に左右されるんですよね。

冬場だと温度が下がりすぎてしまうし、夏場だと油断するとすぐ沸騰してしまうし。煮込みが進んで湯量が減るとそれはそれでまた塩梅が変わるし。

こればっかりはちょくちょく様子を見ながら煮込んでいくしかありません。

2時間半ほど煮込んだ後
2時間半ほど煮込んだ

2時間半も経つとこんなにお湯が減ります。

あまりに少なくなるようならお湯をつぎ足しながら煮込んでいただきたいのですが、煮汁はこの後タレにするのであまり薄くしない方向で調節してください。

クズ野菜はこの辺りで取り出しつつ、今回はプラス30分煮込みました。

豚バラブロックをお鍋で煮込む
さらに30分後

煮汁がギリギリ。

追加の30分はお玉で煮汁をかけながら煮込みましたが、この辺りが限界でしょうか。

煮汁をそのままつけダレにすべし

さて、この煮汁。

味見してみるとわかるのですが、肉の旨味がめちゃめちゃ出てるんですよ。いや、本来は出ちゃいけないんだろうけど…こればっかりはどんなに丁寧に煮ても出ちゃうんだもん。

出ちゃったもんは使いましょう。

お鍋から豚バラブロックを取り出す
お肉をいったん取り出して
煮汁を適宜煮込んで
煮汁を適宜煮込んで
しょう油・酒・砂糖で味つけ
しょう油・酒・砂糖で味つけ
豚バラブロックを漬け込む
お肉を漬け込む

お肉はこの時点ではまだ温かく、脂身の部分などはトロトロの状態です。取り扱い注意。

煮汁の味が薄いようなら煮込んで濃度を上げておきます。そのあとしょう油・酒・砂糖で甘じょっぱく味付け。すぐに食べるなら濃い目で、一日以上漬け込む余裕があるなら薄めの味付けにするといいでしょう。

今回は夕方に仕込んで夜には食べる予定だったため、濃い目のタレに漬けこみました。

必ず温かい状態で食べるべし

予定の時間漬け込んだら、あとは食べるだけ。

チャーシューをつけダレから取り出す
つけダレから取り出して
チャーシューを厚めにカット
厚めにカット

薄く切りたい場合は冷凍してから切ると切りやすいですよ。

もう何年も前になりますが、チャーシューの自作を始めた頃は、豚バラブロックに切れ込みを入れて癒着させるため塩を振り、タコ糸で整形。コトコトとたっぷり4時間も煮てトロットロの食感に仕立てた後、タレには必ず一日以上漬けた上で冷凍し、適度な薄さにカット。多大な手間をかけて、お店で出てくるチャーシューみたいなやつを頑張って作っていました。

でもねぇ…それって結局面倒が勝ってしまって、あまり作らなくなっちゃうんですよ。

正直なところ家で食べる分には、糸で整形しなくても、4時間も煮込まなくても、タレに一日以上漬けなくても、薄く切らなくても、はっきりいって全然大丈夫!

チャーシュー麺
今回はラーメンに乗せて食べた

十分美味しそうでしょ。

食感はトロトロとまではいきませんがしっとりとして柔らかく、肉の旨味十分、表面に染みたタレと相まって絶品です。

おつまみとして食べるなら、フライパンで焼き色を付けたチャーシューの上に白髪ねぎをのせて、しょうゆをサッと一回し。「ネギチャーシュー」なんかがおすすめです。

主観になりますが、わたし的にはこのぐらいの手間ならギリギリ楽しめる。そして出来上がったらもちろん旨い。家族も喜んでくれる。と、いうベストなラインが今回ご紹介した作り方なのです。


それと、食べる際は絶対に温かい状態で召し上がってください。


こいつは冷たい状態だと中の脂が固まって、気持ちの悪~い食べ物に成り下がります。お弁当なんかに入れちゃダメ、ぜったい。



以上、「しっとり柔らかチャーシュー(煮豚)」の作り方をご紹介しました。

時間のある時にぜひお試しください。

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