今日は、簡単な煮物の作り方をご紹介します。
材料は鶏もも肉と大根だけ!ダシもごく簡単な方法で取りますが、それなりに本格的な味わいに仕上がるのでおススメです。
鶏モモ肉と大根の煮物を作る
材料(4人分)
- 大根…大サイズ1/2本
- 鶏もも肉…600g
- しょうゆ…適量
- 酒…適量
- みりん…適量
- ポン酢…適量
いつもの通り分量はあくまで目安です。…っていうか調味料がほぼ「適量」ですいません。適量。なんて便利な言葉なんだ。
つまりは「お好みの味付けでどうぞ」ってこと。
材料の下ごしらえ
まず一番に、大根の皮をむいて下茹でを開始しましょう。
参考:大根の皮のポン酢漬け
マジで、変に迷っているとすぐ夕飯の時間になってしまうので、特に煮物のようなある程度の時間を要する料理の場合は思い立ったらすぐ作り始める!これ超重要。
で、この間に他の準備をするわけです。
ダシはカツオと昆布で取りますが、ここで1つお手軽ポイントをご紹介します。
わたしはもっぱら厚切りの鰹節を出汁用に使っていますが、別に薄いものでも構いません。キッチンペーパーの真ん中に使用する分量だけ出して、袋状に包んだらゴムで止めます。
こいつをいわゆる「ダシパック」のようにして使うわけです。少々横着ですが、これだけのことで出汁を取る手間が随分省けますよ。
続いて鶏モモ肉を一口大に切り分け、臭み取りのため一度熱湯にくぐらせておきます。
上の画像は洗っている最中のものです。洗い終わったらもちろん水は切ってください。
この頃になれば大根の下茹でもほぼOKでしょう。
おでんに使用する大根などは1時間弱も下茹でする場合もあるそうですが、日常の料理ではなかなか大変。がんばりすぎると続きませんからね。というわけで、こちらもザルにとっておきます。
調理開始!
それでは調理開始です。
まず水を張ったお鍋に乾燥昆布を入れ、火にかけます。
一番出汁でお吸い物を作りたいわけではないので、弱火でじっくり、みたいなことはしません。普通に火にかけて沸いてきたら他の材料を入れます。
昆布はそのまま下に入れっぱなしでOK。
丁寧にアクを掬ったら手作りのダシパックを入れ、まずは酒とみりんで味付け。おおよそ味が見えたら醤油をほんの一回しして、蓋をズラして閉め、しばらく煮込みます。
20分~30分ほど煮込んだら蓋を取り、味を見ながらしょうゆを追加。
もう少し煮汁を煮詰めたいので、キッチンペーパーで落し蓋をしてさらに15分煮込みました。
途中さらに何回かしょうゆとみりんを追加し、出来上がったものがこちらです。
時間があればもう少し煮詰めても美味しそうなのですが、みんなお腹が空いてるからね。今日はこんなところで良しとしましょう。
鶏モモ肉と大根の煮物 完成
お皿に盛り付けたら大根のポン酢漬けを添えて、完成です。
鶏・カツオ・昆布のダシが大根によく染みていて、安らぐ美味しさ。
トッピングした「大根のポン酢漬け」も、酸味とカリカリ食感で絶妙なアクセントになっています。そもそも、煮込みの段階から隠し味としてポン酢を少量加えてもOK。さっぱりと仕上がりますよ。
気を付けるべきは一点、火加減です。
煮込み始めてからはずっと弱火で炊いていくのがポイント。急いで火を強めると、鶏もも肉がパサパサになってしまうのでご注意ください。
わたし自身は化学調味料の人工的な旨味も大好きなのですが、たまにはしっかり取った出汁の味も楽しみたくなりますよね。丁寧に一番出汁を取るのは手間ですが、煮物に使用するのであればこういったお手軽な方法もあります。
ぜひお試しください。