ネットでタケノコの旬を調べてみると「長野県 4月・5月」とか出てくるわけだ。
わたしの住んでいる地域では明らかに3月頃から店頭に並びだし、5月にもなると下火になっていくのだが…。一ヶ月手前にズレてる。パラレルワールドかよ。
とはいえ、あく抜きの記事も「時期外れ」というテイで進めてきたので、そのつもりで書きます。違う世界線に住む方には申し訳ない。
今回は「タケノコの炊き込みご飯」の作り方をご紹介!
あく抜きや保存方法についてはコチラの記事をご覧あれ。
⇒やや時期外れ タケノコのあく抜きと保存方法
やや時期外れのタケノコでも美味しい炊き込みご飯が作れます
材料(4人分)
- お米…4合
- タケノコ…500g
- 油揚げ…適量
- だし汁…お好きな出汁で
- しょう油・みりん…各同量
冷蔵庫から取り出したるはあく抜きの済んだタケノコ。
使用する前に流水で米ぬかを洗い流しておきます。
切り分ける際、柔らかい穂先と歯ごたえのある根本は切り方を変えておくといいでしょう。
穂先は縦の短冊に、根本はいちょう切りを基本に大きいものはさらに半分に切り揃えました。この辺りはお好み&個体差を考慮しつつ。
今回、お米は4合使うことにしました。
巷に溢れる正しいレシピとは違い、わたしはお釜の中で味を作りますので、ダシ(この時はかつおだしで作りましたが顆粒ダシでもOKです)はかなり控えめな量で入れています。
ここにしょう油とみりんを各同量、ペロッと舐めた時「あ、美味しいな」と感じる程度に入れる。そして最終的に4合分の水量になるようダシで調節する。
そうしたら、具であるタケノコと油揚げをそこにぶち込む。
『ペロッと舐めた時「あ、美味しいな」と感じる程度』と書いているとき、わたし自身も「これ一体何を書いているんだ?」と首をかしげていることだけはお伝えしておきたい。
要するに…だ。
自分の時がそうだったのですが、炊き込みご飯に初挑戦する時って味付けに迷うじゃないですか。いつもの料理と違うような気がして。
で、大概は「炊き込むんだから少し薄めの味付けの方がいいのかな?」なんて加減した結果、ほのかに醤油の香りがするが無味な謎のご米が出来上がると。
わたしはこの謎米を何度か作り上げた末、「炊き込みご飯とはいえ手加減はせず、ペロッと舐めた時『あ、美味しいな』と普通に感じる程度の味付けをお見舞いしてやればいいんだな」と気が付いたので、それをそのまま書き留めたまでなのである。
…だって分量がわからないからね!
あとはポチっと炊飯器のボタンを押すだけ。
炊きあがったらしっかり蒸らしてお召し上がりくださいね。
タケノコの風味を余すところなく楽しめる炊き込みご飯
ニンジンを入れる場合もありますが、やはり自分であく抜きまでしたタケノコならば風味を存分に楽しみたいもの。そうしたらニンジンは入れないほうがおすすめです。味が強すぎる。
とはいえ、油揚げを抜いてしまうとあまりにアッサリしすぎてしまって寂しい。
時期が来る度に色々と試してみた結果、「タケノコ&油揚げ最強説」がわたしの中で確立されたのでした。
実は炊飯器の調子が悪くて炊き加減をミスってしまったのですが…そんなん関係ないぐらい旨い。
お茶碗全体がタケノコ風味に包まれ、油揚げの絶妙な油分が味の底上げをしています。子どもたちもめっちゃ食べてくれてすっごい嬉しい。
多少時期外れでも、しっかりあく抜きをしてやることが美味しく食べるポイントなんだろうと思います。すなわち購入したら速攻であく抜きする。その際の茹で時間をしっかり取る。
今年はこれが最後になりそうです。
また来年のお楽しみですね。
以上、タケノコの炊き込みご飯の作り方をご紹介しました。