わたしのガンプラ記事内に度々登場している「ランナープラ板」なるマテリアル。
↓ガンプラ記事のまとめはこちら↓
エアブラシで基本塗装することができない私が、それでも工作するための苦肉の策として採用しているアイデアです。
簡単に説明すると「ランナータグ(正式名称がわからないので当記事ではこう呼びます)をプラ板として使うことで成型色を崩さず改造できるよね」という作戦。実際にこの方法でいくつもの難局を突破してきましたので、わたしと同じ無塗装派の皆さんには超絶おすすめ。
今回の記事では、そのランナープラ板の作り方をご紹介します。
ランナープラ板の作り方【ランナーは大事に取っておきなよ】
使用するのはもちろんランナー。
丸で囲った部分がランナーのプロパティを記載してあるタグ部分です。いかにもプラ板として使えそうな見た目でしょ。
子どもの頃はパーツを取り終わったランナーなんてサッサと捨てていたものですが、これがまたランナープラ板としての用途以外にも何かと使えるんですよ。
無塗装で仕上げるつもりならば少なくとも製作が終了するまでは取っておくべき、と強く言っておきたい。
ランナータグを切り出して平面にする。以上。
まぁ、作り方と言っても特別なトリックがあるわけでもなし。
始めにランナータグを切り出します。
ニッパーでいこうとすると白化を招くし、プラモデル用のノコギリだと形状的に力が入れにくい。デザインナイフで切り込みを入れたあと折取るのが一番簡単だと思うんだけど、どうでしょうか。
強めに3、4回なぞってやれば簡単に折ることが可能。小口をやすりで整えておけばOKです。
続いて文字等のデコボコをデザインナイフで削ぎ取る。
始めからやすりで慣らそうとすると結構な労力になるんですよ。この段階ではデザインナイフで大まかにこそぎ取ってしまった方がゼッタイ楽。
最後にやすりで整えつつ平面を出していくわけですが、お持ちであれば金ヤスリを使うのがおすすめ。
わたしの場合、我が家のやすりたちの親父である「壷さん」に全てを委ねています。
参考:ハセガワ ヤスリセット プロフェッショナル【使用感・レビュー】
見てください、このランナープラ板作成におあつらえ向きの幅。そしてどんなに力を入れても歪まない強烈な平面。まさに「親父」と呼ぶにふさわしい一品なのである。
この壷さんの上にランナープラ板を置き、三つ指を添え、包丁を研ぐ時のようなイメージで削っていくわけです。
人間の感覚とは大したもので、指先で何となく平面の歪みを感じることが出来るハズ。そうしたらその歪みを補正するように表裏を整えていきます。
これにて完成。
あとはお好きな用途にご利用くださいませ。
どうしても完全な平面を出すのは難しいので、そういった工作に使いたい場合は別途「ランナーパテ」も併用していく必要がありますが…っていうかそこまですれば絶対変色するはず。
ならば普通のプラ板で工作し、部分塗装で何とかする作戦の方がお利口かもしれませんね。
ランナープラ板を使用した作例
最後に、わたくし町田がランナープラ板を用いて工作した作例をご覧いただこうと思います。
なにぶん基本塗装もできない初心者なもので…。暖かい心で見てもらえたら嬉しいです。
【2020年05月23日更新】
オリジン版HG旧ザク
使用したのは胸の部分だけですね。
元がディティール満載のキットだったので、プラ板工作はささやかに行いました。
HGグリモア
始めてランナープラ板を用いた工作を行ったのがこちらのキット。
画像では見えませんが脚部の裏側なども工作しています。どことなく「アウトドアのギア」的なニュアンスがお気に入り。
以上、順次追加していきますのでお楽しみに。
↓わたくし町田が作ったガンプラも併せてどうぞ↓
ガンプラ初心者の作例まとめ【エアブラシ不使用】