「発掘恐竜」というお菓子をご存じですか?
恐竜をかたどったホワイトチョコレートの周りを、普通のチョコレートが四角く囲っています。その境目には溝が掘ってあり、要するに、ホワイトチョコレートの恐竜部分を上手に割り取って、つまり「発掘して」遊ぶお菓子なのです。
息子がこれを気に入って事あるごとに食べているのですが、上手に発掘できたのを一度も見たことがありません。
そして実は、それを見ながら自分もやってみたくてウズウズしていた私。
よし。いっちょ大人の実力を試してみるか。
大人は平日の昼間から「発掘恐竜」を楽しむことができる
買ってきました。
時刻は現在、午後の2時過ぎ。
息子ががんばって学校で勉強している間に、親である私は「発掘恐竜」にトライしようとしている。良きかな。
どうやらレベル2のプテラノドンのようです。
パッと見だとレベル1も2もそれほど形に違いは無いように見えますが…まあ2なんだから、1よりは難しいのだろう。
よかろう、かかってきなさい。
大人は羽根の周りを上手に発掘することができる
さて。
早速やってみましょうか。まずは簡単そうな羽根の周りを…パキッと。
あら。意外と柔らかいし。
息子は手をグチャグチャにして悪戦苦闘していましたが、大人の力なら簡単です。むしろ普通のチョコレートより柔らかいかも。割りやすいように柔らかい素材で出来ているのかもしれません。
う~ん、企業努力。
大人は道具を上手に操ることができる
引き続き頭の周りを、パキッと。
どうでしょう。
際の部分は後ほどきれいに整えるとして…これ、羽根の間とか、首の周りとか無理じゃない?実際にチャレンジはしてみたものの、ハッキリ言って絶対無理。間違いなく首がもげる。
なるほど…こうなってしまうのか。
これは思っていたより難しいぞ。でも私は大人だ。大人には知恵があり、道具が使えるのだ。
ふふふ…息子よ。これが大人なのだ。ずるいと宣うなかれ。だってこれ、手じゃ絶対無理だもん。
ほらね。
ほらほら、上手に取れてきましたよ。作戦大成功ですね。
最後まで済んだら、画像を息子に見せて威張り散らすことにしよう。
大人でも失敗することはある
…しかし、事件は首の周りを処理していた時に起こってしまったのである。
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えぇ…
つまようじが当たったわけではなく、プテラノドンを押さえていた左手の方が無意識に力んでしまったようです。
もう二度と飛び立つことはできません。翼の折れたエンジェル。みんな翔べないエンジェル…。
あと一息だったのに、大人にあるまじき油断をしてしまった。非常に残念です。
成功したら息子に威張り散らすつもりでしたが、失敗したので内緒にします。
包装紙などのゴミは目につかないゴミ箱の底の方に沈めて、完全に証拠を隠滅します。それが大人のマナー。
そのうちリベンジすることを心に秘めつつ…。でも、想像していたより面白かったですよ。よかったら遊んでみてくださいね。
子供向けの甘~いチョコも、おいしくいただきました。