FRSスレッタ・マーキュリー製作第3弾!
前回記事不思議クイズ「これは一体何のパーツでしょう??」【FRSスレッタ・マーキュリー#2】
その造形の予想外のかわいさに思わず唸ってしまった前回。
今回は、今までガンプラを作ってきた中で徐々に蓄積してきた知識たちを総動員し、基本塗装はしないなりに少しでもキレイに仕上がるよう、ちょっとした工作を重ねていこうと思う。
↓スレッタ・マーキュリー制作記事まとめ↓
合わせ目消し・ランナーパテ・部分塗装・接着剤での白化直し…アレコレ詰め合わせ工作
どんなガンプラを作っていても、結局わたしはこの件が一番好きな気がする。
ハッキリ言ってわたしが出来る工作など、ガンプラを知らない人からすれば「え?何か変わったの?」と言われるレベルでしかないが(謙遜ではなくマジで)、それでもやっぱり「自分好みに手を加えた」という実感が嬉しいんだよなぁ。つまりは完全に自己満なんだよなぁ。
マスキング&筆塗りでの部分塗装
ひとまずは組みあがっていたスレッタさんではあったが
やっぱり慣れない…このマッドサイエンティスト感。
部分塗装は一番目立つゴールドから手を付けることにした。一応説明書に調色割合が書いてあったけど、今回は参考程度に留めておこうかな。
こんなのアテにならないぜ!みたいなことじゃ全然なくて、そもそも記載されている色を持ってない場合が多いんだよな。それに自分の好きな色を作るのって楽しいし。
ゴールドは少し赤味がかったぐらいが好みなので、上の画像でいうと一番左の色をチョイスした。…が、これが大ハズレ。
次回の記事でご紹介する予定の「エングレービングシール(胴体の金色飾り)」がそもそもゴールドでしょ。だから部分塗装のゴールドって、自然な色味を目指すならエングレービングシールの色に合わせて調色すべきだったんよね。あくまで自然な色味を目指すなら、だけど。
わたしは最初そのことに気づかず完全に好みオンリーのゴールドで塗ってしまい、なんやかんやで結局3回も塗り直したことだけは始めにお伝えしておきたい。
調色したゴールドを筆塗りした後、ある程度乾燥したらデザインナイフではみ出た部分を削っている。基本塗装をしていないのでこんな方法での微調整も可能だ。
ゴールド部分の中でも一番目立つ肩口の装飾やタイには黒いラインが入るのだが、これはフリーハンドでは書けそうにない。なので慣れないマスキングで対応する。
モールドにバチピタ合っているかと言えばそうではないが、まあこの程度のズレなら自分的には全然いいかな。はい大成功!(激甘判定
しかし、タイの方はさらにラインが細い。
よぅく見るとヨレっとしていたり…相変わらずモールドから少しズレたりしているが…この程度なら全然いいかな!大成功!ヨシ!!(激甘判定再び
ちなみにゴールド以外の塗料には調色時にフラットベース(塗料に混ぜてつや消しにするアイテム)を加えてある。参考までに。
その他の部分塗装
ゴールド以外に塗った部分もザックリとご紹介しておこう。
袖の裏地は箱の絵を参考に、そのままではゴールドと被ったのでワントーン暗い色で塗った。
そしてブーツの裏地とソール部分はグレーに。
細かい部分ではあるが、ヘアバンド側部の模様も付属のシールは使用せず、塗装した。
実際、シールを貼った方が模様の形状がキレイに出せたような気がする。でもなんか苦労したらしただけ自分のプラモになるような気がしちゃうんだよね。全然合理的じゃないんだけど、性格かしら。
髪留めに施したただ一つの工夫
安っっすい映画のタイトルみたいになってしまったが、まぁ見てくれ。こいつをどう思う?
緑がかったスカイブルーの下地については塗装だが、それを縁取るグレー部分はホイルシールを細長く切り出したものをグルッと巻いてみた。
アンティークの髪留め的な?ちょっと違うけど木製の凝ったやつってこういう立体的なのあるじゃん?そんなイメージで作ってみたのだがどうだろう。存在感が増した分、人によってはしつこく見えるかもしれない。
ランナーパテを駆使した合わせ目消し
続いてはお楽しみの合わせ目消し。すっきり消えると気持ちいんだよね~!
幸い、目立つ合わせ目が出るのは全て白色のパーツなので、それほど変色を恐れずに合わせ目消しをすることが出来そう。
参考ページ【無塗装派】合わせ目消しで変色しにくい接着剤&接着方法を検証
パーツの接着面が、接着した時にギリギリ盛り上がるぐらい、少量の流し込み接着剤を塗布して貼り合わせるのがポイント。
ううむ…接着したショートパンツ下部の合わせ目がへこんでしまっているのがお分かりだろうか。接着剤が足りなかったというよりはそういう形のパーツだったって感じね。
このままでは絶対に合わせ目が消えないので、あらかじめランナーパテを充填しておくことにした。
参考ページ流し込み接着剤・樹脂系接着剤・それぞれで作ったランナーパテを比較
作りたい色のランナーをデザインナイフで細かく刻み、流し込み接着剤を少量流し入れて5分~10分もすればランナーパテの出来上がり。大量に使う場合はちゃんとした事前準備が必要だろうが、今回程度ならそれで十分事足りる。
使用する接着剤とランナーの比率、また溶かす時間などによってパテの濃度が決まるが、今回はかなり薄めに仕上がったせいか、上の画像では合わせ目に飲まれてしまった。しかし、結果的にちゃんと量は足りていたので大丈夫。へこみが深いパーツに充填しようと思えばより粘度の高いランナーパテを作る必要があるだろう。用途に応じて、といったところか。
さて。ランナーパテを乾かす間にゲート跡の白化も直しておこう。
(あ!これ記事を書きながら気が付いたのだがBefore Afterが違う足になっちゃってるね…スイマセン。でも大体こんな感じで消えたと思っておいてもらえれば。)
合わせ目消しもゲート跡の修正も、流し込み接着剤が乾いたらすぐ削り落とすことが重要だ。放っておくとどんどん変色してしまうぞ。
あ~気持ちいい!
最後にご紹介したパーツのへこみなんか見る角度によっては全然気にならないんだけど、こういう工作にこそ喜びが潜んでいるという…やっぱ自己満なんよな。
ご覧の通り、リアルタイムでは既にエングレービングシールも貼ってしまっている。が、記事がかなり長くなってしまうのと、実は目のデカールに問題が発生している件で、これらはまたあらためて別記事にてご紹介するつもりだ。
今回は画像多めの(物理的な意味で)長~い記事になったが、お付き合いいただきどうもありがとう!
それではまた次回。
↓スレッタ・マーキュリー制作記事まとめ↓
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