みりん・酒を煮切るついでに出汁を取って。こっくりした卵黄の旨味をカツオと昆布の風味が包み込む。お手軽ですがワンランク上の卵かけご飯をお楽しみあれ。
出汁の風味を効かせることでより本格的な味わいに
まずは動画からどうぞ。
材料(卵黄4個分)
- 卵…4個
- ★かつお節…5g程度
- ★昆布…6cm角
- ★しょう油…大さじ3
- ★酒…大さじ1
- ★みりん…大さじ1
本来なら別途ダシ汁を用意するところを、調味料でそのままダシを取ってしまおうという横着。わたしがよく行う手抜きの一つですが、これがまぁ意外と美味しく食べられちゃうんですよ。やってみて。
調理の手順を詳しく
ダシしょう油が出来てしまえばあとは卵黄を漬け込むだけ。漬ける時間を調節することでお好みの固さを狙えます。
卵黄と卵白を分ける
動画のように殻を利用して分けるもよし、大きいボールなどにまとめて割って素手で優しく取り出してあげてもよし。実は作業の途中で1つ黄身が破けてしまい、やむなく炒り卵へと変身させました。南無~。
漬けダレのダシしょうゆを作る
細かいことは言いっこなし、順番とかどうでもいいので★の材料をザーッと入れて弱火でGO。かつお節はわたしの愛用品である中厚切りのものを使用しています。一応昆布は沸騰直前で取り出して。
アルコールが飛んだら昆布を戻し、常温まで冷ませば出来上がり。
卵黄に注いで一晩寝かせる
さぁ、この「一晩寝かせる」時間が一番のポイントです。
正直数時間漬け込んだだけでも十分イケるのですが、そこはそれ、お好みの固さや漬かり具合でいただきたいものじゃないですか。ネット上で参考になるページを見つけましたのでご紹介します。
参考サイト様卵黄の醤油漬け|職人醤油 - こだわる人の醤油専門サイト
24時間以上つけるとこんな感じになるんですね~。個人的には12時間ぐらいの状態が好き。
やっぱりお米と食べたいよね
イイ感じに仕上がりましたね。そのままチビチビとおつまみでも十分ありなのですが、やっぱり白米に乗せたい。TKG化したい。
ねっとりとご飯に絡みつくような食感が黄身の旨味を加速。そしてフワッと鼻から抜けていくカツオと昆布の香りがもう…実に旨し。
画像では見た目の問題で卵黄1つだけを乗せていますが、実際にいただく時はもう一つ追加しました。個人的にはご飯一杯に対して2個が適量だと思うんだが、贅沢だろうか。
そして賢明な読者の方はもうお気づきかと思いますが、この料理って実は始めっから麺つゆを使えば超お手軽にできるんですよね~。ただこうして自分で一手間加えることで美味しさが増す、ということもあるわけで。その時の気分でどうぞ。
それでは!