プラモデルを新たな趣味とするべく、前回は塗装ベースを自作してみました。
本当は塗装ベースより塗装「ブース」が欲しいのですが、それはまだ先のことになりそう。出来ることから順番に始めていくつもりです。
当面の目標はズバリ「ウェザリング」!
わたしのようにプラモデルにあまり詳しくない方は聞きなれない言葉かもしれませんが、ざっくりとご説明すると「汚し塗装」のことなのです。モビルスーツは兵器なわけですから、戦闘や経年劣化による傷つき、汚れなどを、塗装で再現してみようというわけ。
今日はその前段として、ラッカー系の艶消しクリアを全体に吹き付けました。
↓HGシャアザク製作記事まとめ↓
艶消しクリアの効果と、ウェザリングの前に吹き付ける理由
塗料にもいくつか種類があり、ウェザリングに一番向いていると言われているのは「エナメル塗料」っていうやつらしい。
理由は、筆の伸びが良く塗りやすいということと、ちゃんと手順を守って塗れば失敗したときのリカバーも効くから、ということ…らしいですよ。
よくわからないけど、作業を進めていけばいずれ腑に落ちることでしょう。
そしてこのエナメル塗料、プラスチックの上に直接塗ってしまうと、その成分による作用のせいでプラスチックが割れてしまうんですって。
そこで今回の作業です。
ウェザリングの前段として、「ラッカー系」と呼ばれる喰いつきのいい塗料を使用した「艶消しクリア」というスプレーでガンプラ全体を塗装します。
すると、ガンプラが言ってみれば「ラッカー系コーティング」された状態になり、この上からであればエナメル系の塗料を塗っても大丈夫になるんですって。
わかったようなわからんような感じですが…この辺の理屈に拘っているといつまでもスタートが切れないので、とにかく始めます。
失敗してもいいじゃないか。失敗は成功のお母さんじゃないか。
ちなみに、塗装に使用する持ち手はアマゾンで購入しましたよ。
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備品はそろったので、早速吹き付けてみましょう。
艶消しクリアだけでもなかなかいい感じになったよ
梅雨の終わり際で天気の悪い日が続く中、比較的天気のいい日を狙って、ベランダでササっとスプレーしました。
艶消しクリアって意外と早く乾くんですねぇ。
ものの一時間も経てばさらっさらな手触りに。
もちろん完全には乾燥していないんだろうけど、組み上げるには十分といった感じでしたので、組んじゃいました。
Beforeの画像が無くて申し訳ない。
見た目で比較できないので言葉でお伝えするしかないのですが、表面のいかにもプラスチックっぽいテカテカ感が無くなったせいで、かなりおもちゃっぽさが消えました。
そしてこのシャアザク、一応接着剤でくっつけて合わせ目消しはしたものの、前述したとおり我が家には塗装ブースが無く、それ以上の基本塗装は行っていません。完全に成型色のままです。(わたし以上にプラモデルに詳しくない方は何の話かよく分からないかと思いますが、いずれ少しづつ解説していくつもりです)
なので、脚部の前面が特に分かりやすいかと思いますが…接着剤により白く変色した合わせ目が見えていますよね。
この合わせ目、実はもっと目立っていたのですが、今回艶消しクリアを吹いたことで少しだけ目立たなくなりました。思わぬ副産物で嬉しかった~。
これで準備はOK!
次回からいよいよウェザリング塗装の本番です。初心者も初心者なのでおそらく何か失敗しますが、温かい目で見てください。
お楽しみに。
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