家飲みにちょい足し!簡単おつまみを掲載している「おうち居酒屋」シリーズ。
今回は「山ウドのきんぴら」の作り方をご紹介します。
山ウドはあく抜きをせず皮ごと使用する簡単仕上げ。ウドの持つ季節感を丸ごと楽しめるおつまみです。
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時期外れの山ウドできんぴらを作る
材料
- 山ウド…1パック
- 酒・みりん…同量程度
- しょう油…酒みりんより多いぐらい
- 砂糖…適量
- 輪切り唐辛子…適量
- 白ゴマ…一振り
いつものスーパー「ツルヤ」にて。
4月中は入ってすぐのメインステージに陳列されていた山ウドも、5月に入ってすっかり角に押しやられてしまいました。
先日のタケノコに引き続き、逃した旬を取り戻すべくそんな時期外れモノを買ってきたつもりだったのですが。
何気なく旬を調べてみたら、長野県では4月・5月・6月だそう。ということは今頃が旬の真っただ中だということになってしまうね。なぜなんだ。
そういえばタケノコの時も…。
いよいよこの地域の世界線が危ない。
山ウドの下ごしらえ
宇宙の法則が乱れているかはそれとして、山ウドは軽く下処理しておきましょう。
乾いて固そうな葉であったり、最下部の変色している部分であったり、食べられなそうな箇所は除きつつ、ざっくりと切り分けて。
今回の料理は皮ごとウドを使用するので、ある程度は筋っぽい食感になる前提です(山菜の野趣が苦手な方はお試しいただかないほうがいいかもしれません)。
しかし下の方の本当に固い皮はさすがに食べられません。包丁の先と親指でつまんで剥ぎ取っておいてください。
それこそ春先の採りたて山ウドなら全部いけちゃうんですけどね。
皮の繊維を断ち切って酢水に漬ける
続いて山ウドを切っていきますが、皮の繊維を断ち切るように斜め切りし、あらかじめ用意した酢水に漬けておきます。
漬けるというよりは「切ったそばから入れていく」という感じ。切り終わってから炒めるまでのわずかな時間入れておけばOKです。
とはいえこんな僅かな時間でアクが抜けるわけでもなし、今回の料理の性質上、多少ウドが変色したところで何の問題もないわけで…
…うん。
じゃあ、やらなくていいよね。
わたしは気持ちの問題でこの工程を経てきましたが、たった今やらなくていいっぽいことが発覚したので、お好きにどうぞ。本当の答えはみんなの心の中にあるんだぜ!
別途タレも用意しておきましょう。
配合は酒・みりんが各同量を基本にしっかり目のしょう油で味付けし、砂糖で甘さのダメ押しをする感じ。甘じょっぱいの「じょっぱい」部分をフューチャーするというか。
主観満載の通常営業でお送りしております。しつこいようだけど、本当の答えはみんなの心の中にあるんだぜ…。
タレの準備が出来たらフライパンで炒めていきます。
通常のきんぴらのようにごま油を使ってもよし、わたしの場合はウドの香りを楽しみたいため敢えてのサラダ油で。
若干多めの油でしっかりと火を通していきましょう。
頃合いになったら輪切り唐辛子を入れて。
唐辛子が焦げる前にあらかじめ用意しておいたタレを投入。
このままほとんどタレが無くなるまで炒めたら、完成!
ウドの風味を余すところなく味わえる
途中で書いたように、山菜の野趣が苦手な方には向かないおつまみです。
その代わり、味、香り、歯ごたえ、そういった山ウドの全てがお皿に乗っかっており、余すところなく楽しめる。
これを春先に食べていたらさぞ気分が良かったろう…という一抹の後悔も抱きつつ、それでも旬の終わりに食べられたからまだいいか、と納得しつつ。
今回は山ウドのみで作りましたが、もちろん普通のきんぴらのようにごま油を使って、ニンジンを入れて、みたいな感じで作っても美味しいですよ。さらに豚バラでも加えてやれば立派なおかずの出来上がり。
以上、山ウドのきんぴらの作り方をご紹介しました。
ぜひお試しください。
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家飲みに一品追加!簡単おつまみレシピ まとめ