ロゴマーク 2020/09/04 音楽

チュートリアル動画のロックなBGMが出来ました【ミキシング~完成】

ライター町田
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チュートリアル動画のBGM制作第3弾!

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 毎曲恒例となっている謎作業「ミキシング」のお時間がやって参りました。そもそも大したテクニックを持っていない私ですので詳細に分け入った解説はしませんが、いつものようにポイントを絞ってご紹介しようと思います。

 今回のテーマは「ベースの役割」です。

チュートリアルロック曲 完成

 それでは、まずはミキシングを経て完成した音源をどうぞ。

 比較用にミキシング前の音源も掲載しておきますが、両者の音量に大きな差異がありますのでご注意ください。聴き比べる場合は完成音源のボリュームを50%程度に絞っていただくと丁度いいでしょう。

♪チュートリアルロック曲(完成音源)

BGMにつき繰り返し対応

♪ミキシング前

 ミキシング前の音源にあった「野暮ったさ」のようなものが除去されて聴きやすくなった気がしませんか?…えぇ?しない?それならもう、帰ってください。

 …みたいな愚痴を毎回書いておりますが。

 この曲はPhotoshopのチュートリアル動画に使用するBGMとして作曲しました。本来はピアノでサラッと作曲したほうが用途に合いそうなものの、たまたまギターを弾きたい気分だったのでこのような仕上がりになったわけです。

♪繰り返すとこんな感じ

 その内わたしの編集するゲーム動画にも使ってやろうと思っていますので、そちらもお楽しみに。

君はベースの役割を知っているかね

 一般的に「バンド」と言った時に、連想されるパートはボーカル・ギター・ベース・ドラム・キーボードといった辺りではないでしょうか。

 中でも音楽に疎い方にとって、一番役割がピンとこないのは恐らく「ベース」だと思われます。もしかしたら音楽好きな方でも、いざ改めて向き合ってみたら実はよくわからんかった…というパターンも多いのでは。

ベースギター
ベースって何をする楽器なのよ(写真AC様より)

 言葉で表現しようとするとややこしいことでも、音楽なら聴き比べれば一発!今回のようなオリジナル曲なら簡単にベースを抜くことが出来るし、それこそDTMの大きなアドバンテージでもあるわけで。

♪ベースを抜いてみた

 ともすればモバイルのスピーカーなどではわかりにくいかもしれません。表面上に聴こえる要素はさほど変わりない反面、「大事な何か」が失われてしまったように感じませんか。まるでダシの無い味噌汁を飲んでいるかのような。

 …そう。ベースとは楽曲のダシのようなものだとわたしは思うのです。

ベースに翻弄されるコード感

 ベースの司る低音域はとてもパワフルです。印象的に「聴こえる」という意味では他の楽器に劣るきらいもあるものの、曲の雰囲気…コード感と言い換えてもいいかもしれませんが…を決定づけるという意味では、何より強い。

 例えばこの音源を聴いてみてください。

♪サビの入口のコード(ピアノ)

 便宜的にギターでなくピアノで弾きました。

 これはサビのあたま【完成音源1:00~】で登場するコード(和音のこと)進行です。なんとなく完成音源に比べて印象が明るすぎるというか、違いがあるように感じませんか?でもギターで確かにこのコードを弾いているんですよ。

 それではここに実際の曲と同じベースラインを加えてみましょう。後半のコード感に注意して聴いてみてください。

♪ベースを加えてみる

 先ほどと比べて印象が暗くなり、完成音源と同じように聴こえるようになりました。このようにベースライン一つで曲の印象がガラッと変わる場合があります。強力ですよね。

 そして、サビの繰り返し部分ではさらに違うベースラインに変更しています。

♪繰り返し部分

 また違った印象になりました。要するに、ギターは同じコードを繰り返して弾いているだけなのに、ベースラインを変えることで曲の雰囲気に変化を付けているということなんです。

 味噌のダシをカツオと昆布で取れば味噌汁になるけど、豚肉と野菜で取ればラーメンになる、みたいな。ちょっと違うかな。大体それじゃあ豚汁か。

 もちろん上に挙げた変化はベースの役割からすると一例にすぎません。そもそも楽曲全体の低音域を下支えする役割も重要だし、バスドラとともにパーカッシブな面を演出することもハズせない。それら全てを総合しても、やっぱりわたし的にはダシかな、と思っています。

出汁が料理を旨くする、的な。


 一見ミキシングと全然関係ないような話になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。要はこれだけ重要なベースですから、ミキシングの際もめっちゃ苦労するよねっていう話ですよ。

 何となくでも「面白いなぁ」と感じてくださった方なら、作曲にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。実は作曲に使うソフトって、使えるクオリティのものがフリーで数多くリリースされているんですよ。楽しいかどうかは別にしても、いい暇つぶしにはなるという意味においてはおススメしておきます。


それでは、ichiのチュートリアル動画の方もぜひお楽しみに!

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