我が家では毎朝、日テレのZIPを見ています。番組終了間近である8時手前に「マーティン」というタレントさんが担当しているご飯のコーナーがあるのですが、わたしはそれが大好物で。
生放送ですから時にトラブルが起きます。気候の都合で予定通りの絵にならなかったり、段取りのミスから上手くいくはずのものが失敗してしまったり、そういったリアルタイムのドタバタを乗り越えていくマーティンの姿がもう最高なんだよなぁ。障害を取り除くのではなく鬼スルーしつつ、時に装甲車の如く何が何でもゴールまで突っ走っていくのがマーティンの定番スタイル。朝から元気が出ますよ、本当に。
その日の朝、マーティンは山形県の名物である「玉こんにゃく」をいつも通りの弾ける笑顔で頬張っておりました。濃い目のタレで煮られたそれの美味しそうなこと!ぜひ作って食べてみたいぞ。
玉こんにゃくと鶏の手羽元をしょう油煮にする
材料
- 玉こんにゃく…1パック
- 鶏の手羽元…1パック(5本)
- ダシ汁…250cc~300ccぐらいじゃねぇかなたぶん
- 醬油・酒・みりん・砂糖…各適量
手羽元はこんにゃくに更なる旨味をつけるための、いわばオプションとして用意しました。テレビで見たような濃色で甘じょっぱい味付けにします。
手羽元は表面を焼いて、玉こんにゃくは湯通しして。
ダシはいつも通りカツオと昆布で取りました。なんなら顆粒ダシの方がパンチの効いた味になるような気もしますが…まぁ、そこはそれ。
手羽元は煮始める前に焼き色を付けておくことに。そうすることで香ばしさがプラスされ、鶏の臭みも程よく抜けます。
この間に玉こんにゃくの下ごしらえをしておきます。
これだけでこんにゃく独特の臭みがかなり抜けますよ。…っていうか我ながらずいぶん臭みを気にするじゃないか。わたしの書く料理記事って必ず一回は何かしらの臭みを抜いている気がする。臭みだって味のうち、気にならないっていう人は全然やらなくてもいいんだぜ!
しょう油は少しづつ入れていくと染み込みやすいと思うんだけど
先ほどのこんにゃくをお鍋に入れたら、まずは酒・みりん・砂糖で甘みを整えて。
ある程度甘みが決まったあと、しょう油も様子を見ながら少量を加えておきます。「煮物は少しづつ味を入れるべし」との、基本?なんでしょうか…むかし何かで見て覚えたことを愚直に守っておりますが、確かにその方が味が染みやすいと感じています。
そもそも煮物って煮汁の量が変動するでしょ。そういう意味でも、少しづつ味を決めていくっていうのは理にかなっていると思うんですよ。
いい感じではないでしょうか。画像で見ると銀杏みたいね。ここから最後の一押しという感じでしょう油とみりんを追加し、一煮立ちさせた上で夕飯まで放置しておきました。冷ましていく過程ではたまに煮汁を回しかけて。美味しくなあれ~。
甘じょっぱい中にも鶏の旨味がすげぇ!理想の玉こんにゃくが完成した
これだけ色が入っているということは醬油を多めに使った証拠です。イメージ通りの甘じょっぱさで実に旨い!これこれ、テレビで見て食べたかったヤツ!夏なので濃い目の味付けがむしろちょうどよかったのかもしれませんね。
こんにゃくは鶏肉の旨味も余すところなく吸い込んでおり、とはいえ手羽元も決して出し殻のような状態にはなっておらず、しっとりとして味わい深い。無限にご飯を喰えるタイプのおかずです。…が、この日の献立はそうめんだったのでそうはいかなかったのが口惜しいところ。
家族のみんなも美味しそうに食べてくれてわたしも大満足でした。ありがとうマーティン!日々の献立に困った時は結構うまいもんジャーニー参考にしてるぜ!そういう意味でもありがとう、マーティン!!これからもよろしくね~~!!マーーーーーーティーーーーーーーーーン!!!! ティーン! ティーン…! ティーン… (ディレイ含む
麺つゆと顆粒ダシを使えば似たようなものが超お手軽に出来るハズ。気が向いたらぜひお試しください。
以上、「玉こんにゃくと鶏肉の醤油煮」の作り方をご紹介しました。