昨日は子どもたちたっての希望で町田特製ラーメンを作りました。
で、一夜明けて残っていたトッピングがこいつら。
煮卵も、チャーシューも手作りです。
ラーメンのトッピング、と言えばその通りなんだけど…なんて言うか、見れば見るほど丼の具に見えてくるんだな。丼になった姿がはっきりわかんだね。
じゃ、イメージを形にしてみようか。Dreams Come True!
ラーメンの具を丼にしたらほとんどチャーシュー丼になった
丼にするにあたって一つ問題があるとすれば、それはチャーシューです。
なぜならこのチャーシュー、余ったというよりは敢えてサーブしなかったものだから。
脂身がすっごいでしょ。
豚バラをブロックで買ったことのある方ならお分かりかと思いますが、どんなに品を選んでも、端っこの部分にどうしてもこういう箇所が出てきてしまうんですよね。
子どもたちに食べさせたくないのはもちろん、大人たちの胃も容易に破壊しそうな迫力があったため、ラーメンにはいいところだけを乗せて、かわいそうにコイツらはお蔵入りとなっていたのでありました。
率直に言って…これ、食えんのか?!
とりあえずタレを作ってみる
チャーシュー問題はひとまず置いておくとして、まずはタレを作りましょう。
肉と言えば、ニンニクかなぁ。
1人分なので小さな粒をチョイス。
このニンニクをすりおろし、しょうゆとみりん各同量を合わせたものに混ぜたらタレは完成です。
ガッツリした丼を作る時にわたしがよく使うタレなのです。いつものコレしか思いつかんかった。
チャーシューをよく焼くことで脂を出してしまいたい
続いて、懸案のチャーシュー。
3時間程よく煮た上で残った脂身なので、これ以上どうしようもないんじゃないかという懸念を抱きつつ、それでも今一度火を通してみましょうか。
や、やば、やばばばーん!!
これがかの有名な脂海(肉の脂の海)なのか…!3時間も煮た後でこれだけ出るんかい!怖ぁぁ~。
恐ろしい脂海を救世主(キッチンペーパー)で吸い上げつつ、お米なども用意して。
そうこうしているうちに肉が焼きあがったので、ご飯に取ります。
焼きあがった…といっていいものか。火を通せば通しただけ脂は出てきそうでしたが、そうすると最後は肉が消し炭になってしまいそうだったのです。
続いてネギをフライパンに入れ、炒まったところでタレを追加し、一煮立ち。
煮立ったタレをご飯にかけ、煮卵やら小松菜やらを一緒に盛り付けたら完成です。
出来上がってみれば…これは、いわゆる「チャーシュー丼」なんだな。
胃弱なオジサン、脂海に溺れるの巻。
脂身をしっかりと焼いたため思った以上に香ばしく、また端のカリッと焦げた食感も非常によかった。
確かにコッテリはしていたものの、小松菜のサッパリ感がいい感じに脂っぽさを中和し、タレの味も全体としてよく合っており正直旨かった。
…途中までは。
中盤を超えたあたりからだっただろうか。徐々に胃の重さを感じてきたのは。
一口、また一口と食べ進むにつれ、まるで「グラビデ」を喰らったかのように徐々に沈んでいく気持ちと胃。
この頃には味方だったはずの小松菜の効力も暖簾に腕押し。ただただ腹に溜まるだけの食材に成り下がってしまい、そのほか煮卵などと共に瀕死の胃を攻めてくる始末。こうなってはもう終わりである。
特にキツかったのが最後に残った2枚のチャーシュー。
何の因果か、まさに「脂の塊」と呼ぶにふさわしい2枚が最後に残ってしまい、とはいえ残すのも嫌で、まさに進むも地獄、戻るも地獄、心を無にして何とか食べきることには成功したものの、そのあと流れ作業で胃薬を叩き込むことと相成りました。
いやぁ~これは四十路のおっさんにはキッツイ食べ物だった。
途中から脂に溺れているような感覚で喰ってたもん。これはあれですよ、恨みを抱いた憎き相手に毒の代わりに盛り付けてやるやつですわ。 わたしより胃弱の人なら再起不能になること間違いなし。
というわけで、誰か病院送りにしたい相手がいる方は是非、お見舞いしてあげていただきたい。
では。