冬と言えば大根。鍋に良し、おでんに良しと大活躍ですよね。というわけで先日、妻のおばあちゃんから自家栽培の採れたて大根を2本頂きました。
サイズ感は新聞紙の大きさから推して知るべし。一本に付き新生児1人分の重量はあろうかという巨大さなのですが…画像だとわかりにくいなぁ。
本体はおいおい料理してやるとして、今回のメインはその葉っぱの方です。
大根の葉でふりかけみたいなモンを作りたい
青々と茂った葉は結構な量があります。大量消費するならやっぱりふりかけでしょ!もちろん漬物や、常備菜みたいな感じに仕立ててもいいんだけど、あの特徴的な苦みと食感はふりかけにこそ適していると個人的には思うわけだ。
材料
- 大根の葉…2本分
- 干しエビ(味付き)…3/4パック
- ちりめんじゃこ…3/4パック
- 炒りごま…一掴み
- 塩…一つまみ
- ごま油…大さじ1
- しょう油…大さじ2
- お酒…大さじ1
- 砂糖…大さじ1
- みりん…大さじ1
毎回のことで申し訳ないのですが、調味料の量については全て、その記載の最後に「ぐらい」を付けてお読みいただきたい。だって実際は目分量で作ってるんだからね!
量が多すぎるので茹でてカサ減らしする作戦
頂いてからしばらく玄関先に放置しまったため、若干へたってしまった葉っぱ。とにかくこいつらを細かく刻んでやらなきゃ始まらねぇ。
…うむ。わかっていたこととはいえ多い。しかし、もう…後には退けんのだよ!
またしても画像の妙でボリューム感がイマイチ伝わらないのですが、実際はボールを悠々とはみ出す程の山盛りとなりもうした。このままでは絶対フライパンに入らないということは火を見るより確定的に明らか。
なのでぇ…
青物のカサは熱を加えればすぐ減る、という定説に従い、水洗いした葉っぱたちを一つまみの塩を入れた熱湯で湯通ししてやることに。
1/2ぐらいには減ったかな?これならなんとかフライパンに収まりそうです。特に水にさらしたりはせず、ボールに拡げて湯気の出るまま水分を飛ばしておきました。
シンデレラフィットとかいうミラクル
こうなれば後は量との戦いです。
普段ふりかけを作る際には取り扱った経験の無い量ですから、油も、調味料も、それに合わせて気持ちのスイッチを切り替えつつ料理しないと。ケチって中途半端な味に仕上がるのが一番ガッカリなんだぜ。
なんだろう…今回画像で全っっっ然伝わらないんだけど、実際は結構な量なのよ。ズシッとした重みもあって。とにかく!コイツらを中火の弱火ぐらいで炒めていきます。この辺りはお好みですが、わたしはある程度水分が飛んでいる方が好きなのでじっくり目に。しっとりが好きな方はほどほどで。
どうでしょう。油をまとった葉は色も一段と深緑になり、段々と美味しそうに見えてきました。この辺りで他の材料も投入していきます。
上に書いた通りエビとジャコはパック3/4ほど、ゴマは文字通り「一掴み」ぶち込んでやりました。結果的にはちょうど良かったみたい。
ざっくりと混ざったところで酒、砂糖を入れて更に水分を飛ばしていきます。そうしたらしょう油を入れて炒め合わせる。この辺りは頻繁に味見をしながら調節したので、後で思い返してみればおおよそ上に書いたぐらいの分量になったのかな、と。
そして最後の仕上げとしてみりんを一回しして、完成。
で、さぁ。粗熱が取れたあと、煮沸しておいた瓶に分けてみたわけよ。そうしたら。
いや…少~し隙間があるけど…まぁいいか
シンデレラフィット
ってことで。こういうのが嬉しいんだよなぁ。
苦味が最高!大人の味に仕上がった絶品ふりかけ
それでは。たっぷりとご飯に乗せていただきます。
量に怯えて味見をしまくりながら作りましたからね。当然旨い!「乾いている」と「しっとり」の丁度中間ぐらいの食感も最高。マジでご飯が何杯でもイケちゃいそうです。
エビも、ジャコも、ゴマも、それぞれが良きパートナーとして活躍していますが、やっぱり主役は大根の葉。「苦い」というほど苦くはないんだけど…わかりますよね?大根の葉っぱ特有のさわやかな苦味。これがあるお陰でふりかけ全体のクオリティが上がっている感じ。大人の味わいですな。
ちなみに小さい方の瓶は実家に持っていきました。ちょうどこんなモノ食べたいなと思っていたところだそうで、とても喜ばれましたとさ。めでたしめでたし。
皆様もぜひお試しあれ。