今日は朝からステーキが食べたい気分。
なんだろう。最近我が家では牛肉と言えば専らローストビーフ(比較的胃に優しいから)だったので、体がより強い脂を求め出したのだろうか。
思い返してみると、ここ1年ほどステーキを食べていないような気がします。
じゃ、久々に焼いちゃおっかな~。
安価な牛肉でも焼き方一つで美味しいステーキになる
買ってきたのは140gで650円前後のニュージーランド産牛肉。
部位はロースです。
お安いお肉ですが大丈夫。
わたしも妻も元々牛肉が大好きで、昔はよくステーキを焼いていました。
焼き方一つで安価なお肉でも意外と美味しく食べられるんですよ。
ミディアムレアに焼きつつも外はカリッと仕上げたい
最初にして最大のポイントを発表します。
それは「焼く前に肉を常温に戻しておく」ことです。
お肉を冷蔵庫から出して少なくとも1時間、余裕があればそれ以上置いておくべし。
これがマジで、マジで、マァジィでぇぇぇぇ~…超重要!
冷蔵されているお肉の中心部って思っているよりずっと冷たくなっており、そのまま調理すると上手に火を通すのが非常に難しいのです。この重要さに気が付くまでいくつ生焼けの肉を量産したことか。お肉を常温に戻しておくだけでステーキを焼く難易度が激減しますので、必ず常温に戻しておきましょう。
というわけで、お肉が常温に戻ったところで調理開始。
まずは大きな脂身を切り取った後、お肉の両面にコショウを振って馴染ませておきます。
お肉の臭みを取りたいのでコショウはこの段階で。逆に、塩はお肉が固くならないよう焼く直前に振るといいでしょう。
そうしたら切り取った脂身を細かく切り、にんにくと一緒にフライパンへ。
要するに牛脂を溶かしつつニンニクの香りを移していくわけです。もちろん スーパーにて無料で提供されている牛脂を使ってもOKですよ。
しばらくするといい感じに脂が出てきました。
ちょうどよいところで牛脂とニンニクは取り出しておきましょう。
にんにくは薄切りのチップにして一緒に食べても美味しいのですが、今回は香りづけのみに使用しました。
そうしたらお肉は片面に塩を振って、その面を下にしてフライパンの中へ。
ガチの強火というよりは、弱めの強火というべきか、強めの中火というべきか。その程度の火加減で表面を焼いた方がわたしの場合はうまく火が通るので、今回もそれでいきます。
火加減に注意しつつ、まだ塩をしていない上面に塩を振って。
美味しそうに色づいたら裏返します。
ここまでの過程でお肉はおおよそ温まっていますので、ここからはガチの強火!
表面が思い通りの加減に焼けたらフライパンからおろし、アルミホイルにくるんで休ませましょう。
こうすることで余熱が芯の芯まで通り、また肉汁の具合も落ち着いてきます。
この間にフライパンを洗って、お皿など食器の準備をして、だいたい5分間ぐらいでしょうか。
十分にお休み頂いたらアルミホイルから取り出して、完成です。
とっても上手に焼けました
上の画像の通り、筋を切るのを忘れていて肉が反ってしまいました。無念…。筋に包丁を入れおくとこうならずに済みますので、ぜひ。
断面はこんな感じです。
表面は部分的にではありますがサクッと仕上がりました。
中は程よく赤くしっかり火が通っており、口の中で繊維が優しく解けていきます…っていうかこのニュージーランド産の穀物飼育牛、マジで旨いし。なんなの。
値段の割に味がしっかりして肉質は柔らかい。実に良いね。
手前味噌ですがその辺のレストランで食べるよりよっぽど美味しくできました。ペロリと完食です。
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…そして1時間後、案の定胃もたれしました。
次はローストビーフだな。