黒ビールやエールビールなど味わいの豊かなビールには、おつまみもそれなりにしっかりした味付けの物を用意したいですよね。
今回はそんなときにピッタリな「豚ロース肉のキャベツ蒸し」の作り方をご紹介します。
調理工程はとても簡単!ですが、味わいは複雑で美味。料理は普段全くしない、というお父さん方にこそチャレンジしてほしいレシピです。
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豚ロースのキャベツ蒸しを作る
材料(1人分)
- 豚ロース肉…130g
- キャベツ…好きなだけたっぷり
- 塩・コショウ…適量
- ブラックペッパー…適量
- マスタード…適量
材料はこれだけ。お手軽でしょ。
材料の下ごしらえ
今回メインで使用する豚ロース肉がこちらです。
厚みのあるお肉を使うときの鉄則として、お肉は調理する1時間ほど前には冷蔵庫から取り出して常温に戻しておきましょう。わたしの実体験としても、失敗が格段に減ります。
キャベツは先述の通り「好きなだけたっぷり」。
あんまり使うとウサギさんのオヤツが無くなってしまうので、今回は控えめな量で作ります。
この料理ではキャベツから出る水分を使って豚ロース肉を蒸しますので、キャベツはたっぷり使った方が美味しく出来上がるんですよ。逆に、量が少ないと相対的に水分も減り、焦げ付きやすくなるので注意が必要です。
お好みで調節してみてください。
また、キャベツのクセが気になる方は、キャベツの筋の太い部分を取り除いておくといいでしょう。
キャベツは鍋の底に重ねて敷くようにして設置。
この時、重なったキャベツの間にごく少量の塩をパラりと振っておきます。より水分が出やすくなりますよ。
最後に塩コショウをまぶした豚ロース肉を頂点に鎮座させて、準備完了です。
ポイントは火加減!じっくり温めていきましょう
火加減にさえ気をつければ、基本的には蓋を閉めて放置しておくだけの超簡単な料理です。
火加減以外に気を付けることは1点のみ。
本来はキャベツから出る水分だけで充分調理可能なのですが、ある程度古くなったキャベツを使用している場合や、古くなくても見た目的に水分が少なそうなキャベツを使用する場合は、大さじ一杯程度の水を加えておきましょう。
今回は少し日が経ったキャベツを使うので、念のためお水を入れておきました。
まずはごく弱い、最弱の弱火でじっくり熱を通して。
それでも、5分もするとお鍋の中が汗をかいてきます。
そうしたら若干火加減を強く。
といってもあくまで弱火の範疇です。
さらに5分経過した頃にお鍋を覗いてみると、ロース肉の表面が薄っすら白くなってきました。
水分も先ほどに増して出てきましたね。
こうなればそれほど火加減を気にしなくても大丈夫。まあ底が多少焦げたっていいじゃない。それも香ばしさということで。
後はお肉の厚みに合わせて、今日のお肉ならプラス10分程度、ガチのブロック肉を使うならプラス15分~20分程度蒸して、しっかり中まで火を通しましょう。
おおよそ火が通りましたね。
この時点で火を止め、余熱でさらに中まで火を通しつつ食器の用意などをすれば効率良し。
お皿に盛り付けたら上からブラックペッパーを振り、マスタードを添えたら完成です。
底に残ったお汁には旨味が詰まっています。盛り付ける際にはぜひ一緒に入れてくださいね。
豚ロースのキャベツ蒸し 実食!
断面はこんな感じ。
今回はいい感じに火が通りましたが、肉の厚みによっては半生になってしまうこともあります。そうしたらレンチンすればいいじゃない。先述の通りキャベツは多少焦げたって大丈夫だし、焦げすぎたら使わなければいいだけ。
そんなおおらかな気持ちで、普段料理をしないお父さん方にもぜひチャレンジしていただきたい。
なぜならこの料理、めっちゃ旨いから。
お肉の種類はぜひ豚ロースで。
バラ肉だと脂が出すぎてしまっていまいち美味しくなりません。
豚ロース肉って独特のクセというか、悪く言うと「肉臭さ」みたいな風味がありますよね。それがキャベツの甘みとビックリするぐらい合い、驚異のケミストリーが巻き起こる。塩コショウだけとは思えぬ味わいです。
「蒸す」という料理方法もロース肉にピッタリ。ともすれば固くなりがちなロース肉が、柔らかくふっくら仕上がるんですよ。
今回はおつまみとして作りましたが、ガチのブロック肉を使ってたくさん作り、切り分けた状態でサーブすればおかずにもピッタリです。
ぜひお試しください。
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