先日ご紹介した牛すじ煮込み。
参考ページ牛すじ煮込みには八丁味噌を加えるとコク深くて旨い【おうち居酒屋】
今回はまとまった量(1キロぐらいだったかな)を下茹でまで済ませて、冷凍しておくことにした。

こうしておけばいつでも気軽に牛すじ煮込みを楽しむことができる。年末年始の団欒にさぞ重宝してくれることだろう。で、もったいないのがお鍋に残ったゆで汁だ。
牛脂が冷え固まって白く浮いている。
ゆで汁には牛の香りや風味が溶け込んでおり、様々な料理に活用することができるぞ。今回は、わたしが試した中で特に気に入っている「スープ」の作り方をご紹介しようと思う。
お手軽だが深い味わい!牛と煮干しとコンソメのトリプルスープ
「香りや風味が溶け込んでいる」とはいうもののそのまま飲めるほどの旨味は無いので、スープとして楽しむためには出汁を追加してやるといいだろう。
材料
- 牛すじ肉の下茹で汁…およそ1リットル
- いわし削り節…一つかみ
- コンソメ顆粒…大さじ1杯
- 醤油…大さじ1杯
- 塩…3つまみぐらい
- 白・黒コショウ…適量
- 卵…1個
- ねぎ…適量
基本の出汁は煮干しで
始めに使うのはこいつだ。

かつお節と煮干しどちらも試したが、かつお節だとどうしても普通のお吸い物みたいになっちゃうんだな。まぁそれでも十分美味しいんだけど、煮干しのひとクセが加わることでス-プが奥深くなる感じがするのよ。ちなみにこの「にぼしだけよ」は何かと使えるので常備している。
ラーメンの出汁にもいいチャーシューの翌日はオリジナルラーメンの日
参考ページヤマキ 元気一番 にぼしだけよ 30g



ちゃんと濾すべきだよね、わかってる。でもさ、こんな網みたいなものがあればそれで掬っちゃえばいいんだもの。全然何ともない、大丈夫。多少スープの中に殻が残ったとて別に総理大臣に食べさせるわけじゃなし、自分で食べるだけなんだからこれ以上ないほど大丈夫。こういうことにこだわりだしたらもうこちとら料理なんて作ってられねぇんだコンチキショウ。べらんめぇだよファッキンジャップぐらいわかるよバカ野郎!
大丈夫よ!!!!!
さらにコンソメで旨味と複雑さを追加
少々情緒が崩壊してしまったが大丈夫。続いてはコンソメだ。

この時点で一発味見してもらうとわかると思うんだけど、ちょっとまだ旨味が足りないんだよね~。なのでコンソメ入れちゃいます。牛出汁とのマッチングは当然だとしても、これが不思議と煮干しとも合うのよ。
というわけで顆粒コンソメを大さじ1杯。お醤油も大さじ一杯。あとは塩と白コショウで味を調えたらスープのベースは完成だ。なお、この時は分量外の砂糖を1つまみぐらい、鶏ガラスープも1つまみぐらい入れたと思う。まぁこの辺りは適当に、気分でお好きにどうぞ。
溶き卵を加えて完成
ネット情報によると具は卵を使うのが一般的なようで、実際やってみると確かに美味しいのでわたしも例に倣っている。



上品なラーメンスープのような味わい
味を例えるならばラーメンスープが一番近いだろうか。しかも上品な感じのお店で出てくる「出汁にこだわりました」みたいなやつ。
複雑に重なった旨味は「どの味がどの出汁か」というよりは全てが一体となった美味しさで、たまごのまろやかな口当たりや、仕上げに乗せた黒コショウも良いアクセントになっている。…っていうか今度は本当に麺を入れちゃってマジのラーメンにしてみようかしら。そうしたらまたご報告します。
ぜひお試しあれ。