わたしが最後までちゃんと見た初めてのガンダム作品である「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」。
当時小学３年生だったわたしがそのストーリーに衝撃を受けたのはもちろんのこと、ニューガンダムに代表されるモビルスーツ（ガンダムに登場するロボットの総称）たちのカッコよさにも相当心奪われたものです。
ガンプラ6体目となる今作は、そんな逆襲のシャアに登場したモビルスーツの中から「ギラドーガ」を制作します。
↓HGギラドーガ制作記事まとめ↓
HGギラドーガ制作開始！今回は開封記事です
いつもの電気屋さん兼おもちゃ屋さんに在庫が無かったため、Amazonにて購入しました。
参考：Amazon | HGUC 1/144 AMS-119 ギラ・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア) | プラモデル 通販
前回作成したHGガンダムより一回り大きな箱。劇中の歴史的な背景としても、この頃のモビルスーツは初代ガンダムよりサイズアップした設定になっていたハズです。その辺りも期待しながら開封してみると…
何だかわかんないけどプラモの箱を開けた時に毎回思う「おぉ」。前回も書きましたが私は一体何に驚嘆しているのだろう。そしてこの「おぉ」はガンプラを作る人のあるあるなのでは…？と密かに考えている。
ううむ。サイズ感という意味では今まで作ってきたガンプラとそれほど変わらないのかもしれません。出来上がればまた違うのかもしれませんが。
パーツ点数は多くもなく、少なくもなく、非常にちょうどいい感じ。わたしは暇な時間に少しづつ作り進めていくので、この程度でも完成までに数日はかかります。もとい、楽しめます。
一般機と指揮官機で頭の形を選べるらしい
小学３年生の息子は仮面ライダーに代表されるようなバトル系のコンテンツよりも、ポケモンだったり、星のカービィだったり、そういったカワイイものが好きです。
もちろんお友達はバトル系が好きな子もいるだろうし、もう少し大人っぽい子になるとテレビドラマなんかも見始めるような年代なのかもしれませんね。
わたしの場合はもう、間違いなく「逆襲のシャア」一色でした。
商店街の外れにあった小さな文房具店の一角にレンタルビデオコーナーがあり、そこに「大長編ドラえもん」なんかと一緒に置いてあった逆襲のシャア。母に頼み込んで何度借りてもらったことか。いま見返してみると子どもが見てストレートに理解できるような内容には到底思えませんが、その時はその時で強烈に伝わる何かがあったんですよねぇ…。
さすが富野御大だと言わざるを得まい。
単純に戦闘のスリリングさだけでは無く、例えば人間の持つ強さや愚かさ、女性と男性の関係、「ニュータイプ」という言葉が真に伝えようとしている人間の相互理解、それに科学や宇宙に対する興味。地球に落ちてゆく隕石「アクシズ」に向かう増援軍の機影を見たブライト艦長が「コンピューターグラフィックスのモデルじゃないのか！？」という驚き方をし、オペレーターが「リアル画像です！」と返す。これ今から30年以上前に上映された作品ですからね。
戦艦のウインドウから見える景色にCGの情報が加わる可能性があるという、現代のテクノロジーにも直結して来るようなSF描写。こういった要素の一つ一つに心の底から痺れたものです。
角の生えている方（向かって左）が指揮官機。劇中ではレズン・シュナイダーというキャラクターが駆る青い指揮官機が有名です。一般機とどちらか選択できるようになっていますが…どうしようかしら。
あまりに同じビデオを借りるので「もうお金がもったいないからダメ！」と母からお達しが下る頃には音声だけをカセットテープで録音して聴くようになっていたことを鑑みると、やはりビジュアルというよりストーリーに心酔していたということでしょう。
そして今でも、ほとんど当時の興味をそのまま引き連れておじさんになりました。
宇宙や物理、科学の進歩、女性と男性のこと、人間のあるべき姿。結局こういったこと全ては哲学の領域で根源的に繋がっており、今のわたしを形作る強力な地盤となっています。このように理屈っぽくて面倒くさいおじさんが、例えるなら「月9を捨ててガンダムを取った」結果として出来上がったとするなら…それもまぁ、むべなるかな。
と、いったところで雑談はおしまい！
次回から制作に取り掛かっていきます。お楽しみに！
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