素敵な尼さん3人が里山で採れた材料で精進料理を作るNHKの番組、ご存じ?
ここまでの情報があれば番組名はググって一発だろうとは思いますが、面倒なので調べません。
先日放送されていたフキ味噌を作る回をボンヤリ見ていたところ、茹でて灰汁抜きをしていたり、油で炒めていなかったりと、わたしが知っている作り方と全然違っていました (記憶違いならごめんなさい) 。
日本テレビの朝番組「ZIP」でも同じようなタイプのフキ味噌を紹介していたし。ところ変われば作り方も変わるものなんですねぇ。
今回は長野県北部(北信地方)に住むわたしが、慣れ親しんだ手順で作ったフキ味噌をご紹介しようと思います。
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フキ味噌は苦くてなんぼ
材料
- ふきのとう…適量
- 味噌…適量
- みりん…適量
- カツオ節…適宜
いつもの通り「適量」の嵐でお届けするぜ。レシピ的にはほとんど意味無いけど毎回しつこく書くぜ。
言いたいことはいつもの通り、お好みでどうぞ!ということだぜ!
水分少な目しっかり路線で作りたければみりんじゃなくて砂糖でもいいし、味濃い目が好きならカツオ節の代わりに顆粒ダシでもいいし、甘いものが嫌いなお父さま方のおつまみには味噌だけでもいいし。
おおらかな気持ちで作ってくれよな。
食べ応えのある粗みじんを灰汁抜きせず油味噌で仕上げる
先日、父からもらったふきのとうがこちら。
天ぷらにして家族みんなにサーブするにはちょっと少ないでしょ。そんな時こそのフキ味噌なのです。
まず、そんなに頑張ってみじん切りにしません。
大き目の輪切りぐらいのイメージですが、このぐらいの感じもまた歯ごたえがあって美味しいんですよ。
とにかく三人の尼さんを否定する気持ちは全くありませんのでこれだけは強く言っておきたい。あくまで好みの問題なのだから。
味噌はあらかじめ合わせておいた方が楽でしょうか。
先述の通り、甘みに砂糖を使うと固めの仕上がりになります。みりんだと多少シャバシャバしますね。
カツオ節はお好みで。味噌とふきのとうだけで作ったシンプルなフキ味噌で日本酒!なんていうのもオツですよ。
ふきのとうは結構油を吸います。多めに使うといいでしょう。
わたし的には歯ごたえや苦みこそふきのとうの本分。強めの中火程度でサッと炒めたら合わせみそを投入し、全体がいい感じに混ざり合ったら完成です。
幼少の頃から変わらない「春の訪れを告げる苦み」
ある程度ザクザクとした歯ごたえの中に、しっかりとした苦みが春の訪れを告げる。幼少の頃から北信地方に住むわたしにとってはずっと変わらない思い出の味です。果たしてこの食べ方が北信地方共通なのかと言われれば全く自信がないわけですが、少なくとも我が家の味であるという意味でご理解いただければ。
ここ何年かは今回のようなもらいものか、もしくはスーパーで購入したものを食べていますが、それでも季節感を贅沢に味わえる貴重な食材ですよね。
地方によって様々な食べ方があると知ったからには、次回ぜひ試してみたいと思います。
この作り方で食べた経験が無い、という方はぜひ作ってみてください。
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