今回は本場であるドイツ産のビールをご紹介します。
しかも当サイトではあまり取り上げる機会のない、下面発酵で醸造された「ラガービール」。珍しいでしょ。たまたま手に取ったらそうだった、というだけなんですけどね。
「ダルグナー醸造所で造られたピルスナー」だから、ダルグナーピルスナー。
以前「ダルグナーヴァイツェン」という名の白ビールをご紹介したことがありました。
参考:安価だけど本格派なドイツの白ビール「ダルグナーヴァイツェン」
名前が似ているので、もしや?と調べてみたところ、恐らくは仲間のよう。
上記公式ページによると、ドイツ北東部にある「ダルグナーブルワリー(醸造所)」で造られたビールだから「ダルグナー○○」という名前なのでしょう。ラインナップには今回購入したピルスナーの他、例の「Weissbier(ヴァイスビア:ヴァイツェン)」もありますが…いかんせんパッケージが全然違うんだよなぁ。
輸入元が同じ会社のようなので、恐らくは、パッケージがリニューアルしたということなんだと思います。定かではありませんが。
ラガービールの一種「ピルスナースタイル」とは
ドイツ産ピルスナービール
ダルグナーピルスナー 缶の裏書より
下面発酵で造られる世界で最も親しまれているビールの一つ。ホップの効いた爽快でキレのある味わいが魅力のビールです。
「ピルスナー」とは、ビールのスタイルの一種です。
下面発酵であるということと、「日本でビールといえばピルスナースタイルのビールを指すことが大半である。」という記述から、我々が普段親しんでいる普通のラガービールがすなわちピルスナースタイルである、という認識でだいたい合っているんじゃないでしょうか。
元々は19世紀、チェコのピルゼンという地方で誕生したビールなんだそうですよ。チェコにも行ったことないし…ピルゼンっていう言葉も初めて聞いたけど…「そういう由来なんだ」と知るだけで、不思議と異国情緒に包まれてくるもの。
「そういう由来なんだ、と思って飲む。」
これがお酒の楽しみ方としてはかなり正解に近いのでは?と、思っているこの頃。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
風味豊かなラガービールにドイツを思う
プラモデルがおつまみなの…?と訝しんだアナタ。知りませんでしたか?プラモデルって
おつまみなんですよ。
実にラガービールらしい色をしたビールです。
生まれはチェコのピルゼンだとはいっても、ラガービールはもう「日本のビール」と言っていいほど普及してしまっている。ゆえに口に入ってしまえばいつもの味なんだろうな~と普通に飲んでみたところ。
これがまた全然違うんだよ!ザクとは!
確かにラガービールなのですが、その旨味や香りはどこかエールビールにつながるような豊潤さがあります。もっとシンプルに表現するなら、日本のラガーに比べてビールを構成する全ての要素が濃ゆい。
「Pilsener is slow fermented at low temperatures(ピルスナーは低い温度でゆっくりと醸造されています)」との記述はまさにラガービールの特徴ですよね…一体何が違うんだろう。その他の文言も「水や麦芽やホップにこだわったプレミアムなビールだよ!」的なよくある単語が並んでいるだけで、それ以上のことはわかりませんでした。
これは結局…ドイツ産だから、ということなのだろうか。
気候や風土などの環境から始まり、生活スタイル、好まれる料理など、文化的な要素も折り重なって、同じピルスナースタイルといえどもこうも違う発展を遂げたのだろうと思えます。大げさかな?でも、そのぐらい違うんですよ。グフとザクぐらい違うの。
こうなってくると、同じラガービールでも各国飲み比べてみたら驚くほど違うのかもしれませんねぇ。
いつかそんな挑戦もしてみたいものです。
以上、ドイツのピルスナービール「ダルグナーピルスナー」をご紹介しました。